障害者施設の事例
施設名: 就労移行支援
双極性障害の方が他利用者及び支援員と口論になった事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
双極性障害の方が他利用者及び支援員と口論になった。
背中をさすりながら声掛けを繰り返し、別室へ誘導して頭を冷やしてもらった。
一度隔離してすっきりしてもらった上で、どう解決に結びつけるか話し合うことが重要。
トラブルが起きた背景
就労移行支援サービスを利用中のNさんにおいては、利用開始時から感情の起伏が激しく、たびたび癇癪を起こしては利用者間での言い争いなどがありました。
利用開始3ヶ月ほど経った頃、作業オフィス内の隣席の利用者と声がうるさいとのきっかけで口論が起き、仲裁に入った支援員に対しても暴言を吐くなど、周囲が凍り付くような押し問答が起きました。
暴力沙汰にまでは発展しなかったものの、いつそうなってもおかしくはないギリギリの空気でした。
対応者の中での対応
とにかく暴力沙汰に及ばないよう、背中をさすりながら落ち着いた声掛けを繰り返し、周囲への影響を考えて早急に別室へと誘導して頭を冷やしてもらいました。
とにかく吐き出してすっきりさせることで頭が冷えるのを待つという手段をとりました。
すぐに隔離出来たことは良かったと思います。
周囲の利用者も過敏なため、あまりオフィスでの押し問答が長引くと、関係ないのにメンタルを病む人もいるので、そのあたりの配慮が出来、二次被害が出なかったことは良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
また同じことが起きた時もまずは隔離優先を心掛けます。
隔離後にはとにかく傾聴姿勢で一旦一方的に吐き出させてすっきりさせることが先決で、その後どう解決に結びつけるか話し合います。
興奮状態は、とにかく吐き出すことである程度落ち着くのはクレーマーの扱いととても似ていると思います。