障害者施設の事例
施設名: 就労移行支援
発達障害の方が急な予定変更で取り乱した事例
対応者
対応者 アルバイト
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
発達障害の方が急な予定変更で取り乱した
急な予定変更を謝罪し、早退してもらった
予定変更の可能性を伝えておく、別案を用意しておく。必要な場合には頓服薬の服用、休憩・早退を促す
トラブルが起きた背景
Tさんは発達障害をお持ちでASDとADHD、両方の特性を併せ持っておられます。
仕事をしても長続きしないというお悩みをお持ちで、就労移行支援を利用されていました。
こだわりの強さ、感覚の過敏さ、そして突発的な予定変更に対処できないなどの症状がありました。
ある日、就職講座を開催する予定が急遽、自学自習の時間に変わってしまい、それを伝えるのが遅れたためややパニックを引き起こしてしまったのです。
急な予定変更になった点を謝罪するとともに、その日は大事をとって早退してもらいました。
対応者の中での対応
予定変更の可能性があった時点で、彼にそれを伝えていればパニックを引き起こさずに済んだと反省しています。
大事をとって早退してもらったのは良かったと考えています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
こだわりの強さがあったり、急な予定変更に対処できないという利用者さんも多くいらっしゃいます。
そのような方の場合には、早めに予定変更の可能性があることを伝えたり「プランB」を用意しておいて変更になった場合でも違う内容のプログラムを実施してもらえるように、備えておくことが大切だと思いました。
また、いくら準備をしていてもパニックになってしまうこともあろうかと思います。
そのような場合には頓服薬を飲むように勧めたり、休息・早退してもらうなどの対処が必要です。