障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
社会不安障害の方が職員の意図を間違って解釈した事例
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
社会不安障害の方が職員の意図を間違って解釈し、凶器を取り出した
問題になる前に対応できた
問題行動はどんな時に起こるか引き継ぎをしっかりしておく、危ないものは出しておかない
トラブルが起きた背景
Kさんは人とのコミュニケーション能力が乏しく、自分の気持ちをその場で言葉にして表出するのが苦手な人でした。
また相手からのコミュニケーションについても、相手の人が思っていることとは違う受け取り方をしてしまうこともありました。
ある日、Kさんはある職員さんに「おはよう」と笑顔で挨拶されたのですが、自分のことを笑われたと思い腹が立ち、凶器を持ってその職員さんに詰め寄るということがありました。
その場にいた男性職員がすぐに凶器を取り上げました。
私から、職員さんはKさんをバカにするような意図はないことを伝えて、その場はなんとかおさまりました。
対応者の中での対応
良かった点
Kさんの表情をしっかり見ていたのである程度異変は感じ取れており、問題になる前に対応できた。
悪かった点
凶器を持つ前にしっかり声をかけて止めてあげるべきだった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
様々な考え方やこだわりを持った人が就労継続支援の作業所には来られます。
来られる方の特性は十人十色ですが、基本的には日頃の様子、表情を見ていたら異変を感じ取れると思います。
卒業してきた学校などから、問題行動はどんな時に起こるか引き継ぎをしっかりしておけば、今回のように大事になる前に対応できると思います。
作業所の職員が少なく対応できない可能性があるなら、危ないものは出しておかないなどの環境整備で対応すると大丈夫かと思います。
大変な仕事ですがお互い頑張りましょう。