障害者施設の事例
施設名: 宿泊型自立訓練
精神障害の方に職員が不用意な発言をした事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
精神障害の方に職員が不用意な発言をした
厳重注意を受け、報告書を作成。利用者に謝罪した
自分の主張ではなく、相手に耳を傾け、何を求めているのか導き出すことが重要
トラブルが起きた背景
2年前に利用者M氏と自分が笑い話をしている時に、他の入居者のことで話になりました。
最初は自分もM氏も雑談を続けて笑っていましたが、しばらくするとエスカレートしていき思わず自分は「Mさんそれは幻覚ですか?」と発言。
その日は何事もなかったが、翌日にM氏は他のスタッフに自分が言ったことを泣いて訴えました。
「バカにされた。こんな屈辱は今までなかった。自分は幻覚なんてないのに」と言いました。
スタッフ間で問題となり、自分は報告書作成となりM氏に謝罪しました。
対応者の中での対応
訴えを聞いたスタッフが管理者へ報告。
管理者が自分を呼び出して厳重注意となりました。
2度と不用意な発言はしないこととM氏への謝罪をすることを誓いました。
報告書を作成し、訴えを聞いたスタッフに提出しました。
親しくしていた利用者だからといって、不用意に何でも話してよいとは限らないと反省しました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のようにM氏が話しかけてきた場合は自分の主張をするのではなく逆に耳を傾ける行為、すなわち「傾聴」をして相手が何を求めているのか導き出すことが大切です。
それが福祉に従事する者として大事だと思われる。