障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
統合失調症の方が女性利用者にセクハラ行為をする事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
統合失調症の方が女性利用者にセクハラ行為をした。
個別に注意をし、女性利用者にも気をつけるよう注意を促した。
利用者同士の関わりについて注意を促し、セクハラ行為を見かけた際は報告してもらえるよう伝えておくことが大切。
トラブルが起きた背景
1年ほど前、就労継続支援B型事業所に通っていた統合失調症の男性利用者Kさんが、女性利用者に対しセクハラ行為を行ってしまいました。
Kさんは誰とでも話す社交的な方ですが、女性に興味があり、女性利用者に声をかけたり、連絡先を聞き出したりします。
規則では連絡先の交換は行ってはいけないことになっているのですが、職員の目を盗んで連絡先を聞き出してしまいます。
仲良くなるとボディタッチなどのセクハラ行為をするようになりました。
また、女性の利用者同士がKさんの事で喧嘩になることもありました。
対応者の中での対応
初めて見たときは、ただKさんの好意から起こしている行動だと思っていました。
しかし様子を見ていると、女性の利用者に近付いてはボディタッチをしているようでした。
個別に注意をし、女性利用者にも注意を促し、連絡先を教えないように呼びかけました。
Kさんが女性利用者と連絡先を交換していたことを見逃してしまっていたのは、良くなかったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
女性利用者に対しても、連絡先を教えないように注意をすることが大切だと思います。
もしセクハラ行為を見かけたときは、職員に報告してほしいと伝えておくことも重要です。
男性利用者にも、女性利用者に対しボディタッチをしないよう改めて伝え、場合によっては、関わる機会が少なくなるように時間配分や作業内容を考慮することも必要になってくると思います。