障害者施設の事例

施設名: 特別支援学校

職員が目を離した際にてんかん発作が起きていた事例

対応者

対応者

対応者 特別支援学校教員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

職員が目を離した際に、生徒がてんかん発作を起こしておりしばらく放置されてしまった。

異変に気付いた職員がすぐ対応した。

常時の見守りが必要な生徒はどんな時も目を離すべきではないので、来客がある時も別のスタッフが対応するべき。

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トラブルが起きた背景

Uさんは脳性麻痺及びそれに伴う重度の知的障害を持つ生徒さんで、時折てんかんの発作を起こすため常時の見守りが必要な方でした。

ところが、教育実習の実習生を受け入れた際に別室での急な対応が必要になったため当該生徒を一人にしたところ、てんかんの発作を起こししばらくの間放置される状態となってしまいました。

異変に気付いた職員の一人が対応に入り、てんかんの発作自体も重くなかったように見受けられたため、生徒さんの生命を脅かすような結果には至りませんでした。

対応者の中での対応

たとえ実習生の受け入れ時であっても必要なスタッフを配置し、トラブルの起こるようなことは避けなければなりませんでした。

私としては実習生の対応をしつつ、見守りの必要な生徒さんも同時に担当するという状態だったので、今回の事案のようなことが起こりうることを事前に想定しておくべきでした。

幸い、大事には至らなかったため最悪の事態は避けられましたが、これについては普段からトラブル回避に向けた安全確認事項の共有が省かれていた、と考えれば良かった点と言えるかもしれません。

今後同じ事例が起きた時の対処法

そもそも常時の見守りが必要な生徒さんはどんな時も目を離すべきではないので、来客がある時も別のスタッフが対応するべきです。

ただ現場に十分な数のスタッフが配置されているとは限らないので、対応する場所を工夫する(施設の隅まで目の届くような場所にするなど)ことが望ましいです。

特別支援学校はその性質上、比較的見通しのよい教室になっていることも多いですが、どうしても死角は生まれてしまうのでスタッフ間でそういった「見えにくい場所」を共有しておくとよいと思います。

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