障害者施設の事例
施設名: 就労移行支援
自閉症の方がプレゼントの値段にこだわる事例
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
自閉症の方がプレゼントの値段にこだわった
利用者から個別に理由を聞き、プレゼントの意義を伝えた
こだわりの強い人には、時間をかけた話し合いが必要。1人で抱えず、他の職員にも協力を仰ぐ
トラブルが起きた背景
Iさんはとてもこだわりが強いタイプの方でした。
ある時にクリスマス会を行うことになりプレゼントの料金を1人いくらにするかで話し合いがありました。
通所されてる方の経済面を考慮しなくてはならないので1人300円が妥当ではないかという話をスタッフや利用者の方としていました。
しかし、Iさんはとにかく500円にしたいとのことで対立がありました。
Iさんと個別に話をして500円にしたい理由を尋ねました。
理由としては300円だとプレゼントしたい物がどうしても買えないとのことでした。
Iさんには本当に気持ち程度の物でいいこと、プレゼントすることに意義があることを伝えました。
そうするとIさんは納得してクリスマス会にも参加することになりました。
対応者の中での対応
Iさんの意見をしっかりと聞いて話せたことは良かったと思います。
悪かった点はIさんの気持ちを本当に理解していなかったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
こだわりが強いタイプの方に関しては、とにかく時間をかけて相手の方が納得してくれるまで話し合う必要があると痛切に感じています。
ただし事業所として、どうしても譲れない部分もあることが多いと思います。
ですから1人で抱え込むようなことはしないで、周りのスタッフや上司の方と積極的にコミュニケーションをとってどのように課題を解決すればいいかを話し合うことが必要だと思います。
また1人で対応できないのであれば他のスタッフへのヘルプもお願いすればよいと思います。