障害者施設の事例
施設名: 自立訓練(生活訓練)
自閉症の方が他利用者に腹を立て喧嘩になった事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
自閉症の方が他利用者に腹を立て喧嘩になった。
仲裁に入り、落ち着くまで見守りを行った。
トラブル発生時にすぐ対応できるよう、複数の職員を配置しておくことが重要。
トラブルが起きた背景
現在勤務している自立支援施設は、未成年者の高等学院での学習と自立訓練とを並行して行う珍しい施設です。
そこは一般成人の自立支援も行っており、訓練中はその学生と成人の自立訓練が合同で行われています。
昨年の梅雨の時期で、かなり鬱陶しい天気が続いていたのも影響していたのか、成人の訓練生が学生の訓練生の奇声に腹を立て、その子の席に文句を言いに行ってしまいました。
その子は自分の病気のことなど自覚しておらず、大声で怒鳴られたことで混乱状態になってしまいました。
対応者の中での対応
事後に気が付き即座に仲裁に入りました。
教室が2つあることから2人を別室に分け、職員2人でそれぞれを落ち着かせることに。
学生の方は混乱状態から床をゴロゴロとのたうち回りながら奇声を発し続けていた為、誰もいない部屋の方へ誘導しました。
押さえつけることは出来ないため、精神状態が戻るまで見守りに徹しました。
職員室に戻っていた時に起きた出来事であり、自分に油断があったのは反省点だったと思いますが、その場に2人の職員を置けない職場の人員構成にも問題があると感じています。
今後同じ事例が起きた時の対処法
常に訓練部屋は2人の職員を配置すべきだと思います。
どちらかの職員は必ず居る状態にしておかないと初動が遅れることになり、下手をすれば傷害事件にも繋がる恐れがあることを認識すべきだと思いました。
福祉分野はどこも人員不足であり、その影響が直結する問題なので、とにかく人材の確保と育成が急がれます。