障害者施設の事例
施設名: 特別支援学校
自閉症の方のこだわりが強い事例
対応者
対応者 特別支援学校教員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
自閉症の方のこだわりが強く、思うようにいかないと暴れてしまう。
液体せっけんを撤去し、固形石鹸を設置した。歯磨き粉の使用をやめた。
無理に集団生活に参加させるのではなく、なぜそのこだわりを持っているのか、どうすればこだわらなくなるのかを考えることが重要。
トラブルが起きた背景
Nさんは自閉症をお持ちの生徒で、こだわりが強く周囲を困らせてしまうことがありました。
特に強いこだわりは2つあり、1つ目は液体石鹸がなくなるまで手を洗う、2つ目は気が済むまで歯磨きを終わることができないというものでした。
この2つは、自分が思うようにできないと教員を叩く、その場で跳ねて暴れるという問題行動を起こします。
周囲の教員と考えて、1つ目に関しては液体石鹸を撤去し固形石鹸を設置しました。
すると使い切るのに時間がかかるのがわかったのか、適切な使い方をすることができました。
2つ目に関しては歯磨き粉を使うのをやめることにしました。
すると泡立たなくなって面白くなくなったのか、5分程度で終わることができました。
対応者の中での対応
周囲の教員と協力して知恵を絞り解決できたことは良かったと思います。
悪かった点は、生徒の楽しい時間を取り上げてしまったかもしれないという点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
特別支援学校では様々なこだわりを持った生徒がいます。
集団生活に参加できるようになるのは大切なことですが、無理やり従わせるのではなく、なぜそのこだわりを持っているのか、どうすればこだわらなくなるのか、またはこだわりをすり替えることができるのかを考えると自然に答えは出てくると思います。
自分1人では思いつかなくても、先輩教員の経験、後輩教員の新しい視点を持ち合わせれば必ず解決に向かうことができますので、頑張ってください。