障害者施設の事例
施設名: 地域活動支援センター
行動障害の方に突発的な反射行動が見られた事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
行動障害の方が相談中突然暴れ出した。
アクリル板があり職員はすぐ対応できず、保護者が落ち着かせてくれた。
事故が原因で障害を負った方の中には相談内容を理解している人もいるため、考慮して対応することが重要。
トラブルが起きた背景
Sさんは事故の後遺症により行動障害をお持ちの方で、当施設を利用していた最中暴れ始めたのです。
その時、私は暴れるSさんの対処をする必要性があると行動しましたが、感染症を予防するアクリル板が間に入る形で存在しているため、暴れるSさんを落ち着かせたのはご両親という結果になりました。
なお両親の方の相談内容については、Sさん本人を預かってもらえる施設を探しているとのことでSさん自体が相談内容について理解していた可能性があり、暴れるという結果につながったのではないかと思われます。
対応者の中での対応
今回のケースは突発的故安全の確保においては施設のスタッフの安全を守ることができたと思えます。
これは、コロナ対策でのアクリル板の設置などで施設利用者の方との接触を減らしたことが大きいです。
悪かった点は、暴れ出した利用者の方への対処が保護者の方任せになった点が大きく、スタッフがすぐに暴れる人物を取り押さえる環境が必須に思えました。
その上で、Sさんが相談内容を理解している可能性があるという点について考えてなかったのが私の落ち度です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
事故などが原因で障害を負った方の中には相談内容を恐らく理解している人物もいることかと思われます。
相談内容を理解している場合、突発的かつ反射的に相談内容を否定したいが故行動することも考えられたため、今回のケースにおいては障害を持ってしまった方の理解力について考えを巡らせるというのが重要な課題に思えます。
その上で保護者の方とのみ相談を行い、案内をさせてもらうという手法をとることが望ましかったと判断しています。