障害者施設の事例

施設名: 訪問介護事業所

視覚障害の方が水滴の拭き残しを指摘した事例

対応者

対応者

対応者 ボランティアその他

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

視覚障害の方が、スタッフが掃除したお風呂の水滴の拭き残しを指摘した。

すぐにお詫びし、掃除をやり直した。

利用者の不安な気持ちに寄り添い、それぞれの目線に合わせた掃除を行うことが重要。

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トラブルが起きた背景

利用者さんAさんは視覚障害で、全盲により全く目が見えない状態です。

それに伴って、マイナス思考からくるうつ病も合併症として発症しております。

3年前の8月頃、週1の家事援助でお伺いした時に、お風呂の浴槽の掃除をするように言われました。

まず、マジックリンをブラシにつけて浴槽全体を入念にした後、お湯で消毒し、シャワーで念入りに流した後に乾いているぞうきんで残った水滴や水を拭き取りました

そして、次の掃除をしていたら、お風呂に仕上がりを確かめに行った利用者Aさんが「きゃー!!」と叫んでいました。

すぐに駆け寄ると、水滴の拭き残しがあったようで興奮している様子でした。

対応者の中での対応

利用者Aさんに「どうして拭き残しがあるんですか!たくさん濡れている!」と大変興奮している様子だったので「Aさん、大変申し訳ございません。完全に私のミスです。すぐに全てやり直しますので、大丈夫ですので落ち着いてください。」と言ってすぐにブラシ作業、すすぎ、拭くまでやり直しました。

良かった点は、利用者Aさんが興奮している様子でそれを鎮める為に、1番今利用者さんがやってほしいことは何かをよく考えて「すぐにやり直します。1からやり直します。」と何度も何度も言った事です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回の件で一番ダメだったことは、潔癖症で視覚障害をお持ちの利用者Aさんの不安な気持ちに寄り添えず、何となくある程度の拭き具合で良いという安易でプロ意識に欠ける行動をしてしまった事です。

次回からは利用者さんそれぞれの目線に合わせて掃除をしていきたいと思います。

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