障害者施設の事例
施設名: 通所介護(デイサービス)
認知症の方が女性スタッフにセクハラ行為をする事例
対応者
対応者 理学療法士
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
認知症の方が女性スタッフにセクハラ行為をする
担当を男性スタッフに変更した
職員とのコミュニケーションを密にする。セクハラ行為が過度な場合は、利用者の家族に報告する
トラブルが起きた背景
Sさんは脳卒中の後遺症により高次脳機能障害があり、また年々認知症状が顕著になってきた方です。
当事業所をご利用された頃は他者への問題行動等はなく利用されていたのですが、年々認知症状が強くなり、女性スタッフに対してセクハラと取れる言動が確認されるようになりました。
初めは偶然を装い女性職員の身体に触れる程度だったのですが、次々にエスカレートしてきたため担当を女性から男性職員へと変更しました。
変更に関してSさんには、人事異動の兼ね合いと伝え、直接問題行動を指摘することは避けました。
対応者の中での対応
男性スタッフに変更したことで女性スタッフを守ることが出来たと思います。
悪かった点としては、もう少し早く対処することで女性スタッフのストレスが減少出来たのではないかという点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
どこの施設でも似たような事例は多くあると思います。
現場としては笑って済ませることも正直ありますが、実際に被害に遭っている方は深く傷付いているかもしれないため、職員とのコミュニケーションは大事だと思います。
また、可能であれば当事業所のように担当スタッフを変更し物理的な距離を取り、スタッフも利用者様も守ることが大事だと思います。
当事業所はスタッフ変更という対応により沈静化しましたが、エスカレートするようであれば利用者様のご家族に報告し、最終的にはサービス利用継続の話し合いも必要だと思います。