障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

認知症の方が自宅に帰ろうと施設を抜け出した事例

対応者

対応者

対応者 ボランティアその他

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

認知症の方が自宅へ帰ろうと施設を抜け出し、近くに設置しておいたバス停で腰かけ待っていた。

直ぐにご利用者様が居ないことに気付き、怪我等なく解決出来たこと。認知症の方へ対し無理やり施設へ戻すのではなく、バスが来なかったからと少しでも納得して帰って来てもらえる点は良かったと思います。 悪かった点は、やはり従業員が数人いる中でご利用者様を外へ行かせてしまったことです。もしそのまま歩いて行ってしまわれると、どこから来たのか、自分がどこへ向かっているのかも分からなくなってしまう可能性があります。そうなってしまうととても危険なので、もっと一人一人が注意しておくべきでした。

ご利用者様が外へ出てしまう事が無い様に、一人一人が常に周りに気を配る事が大事になると考えます。また、施設自体を簡単に出入りの出来ないよう対策をとるべきだと思います。しかし閉鎖感を出してしまうと、ご利用者様や親族の方へ不安や圧迫感を与えてしまうので、なるべく開放感を出しつつ対策を取れれば良いかと思います。 それでも外へ出てしまわれた方やご自宅へ帰りたがる方には、無理やり連れ帰ったり言い聞かせるのではなく、優しく話を聞き、少しでも納得して入居して貰えるよう努めると良いかと思います。

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トラブルが起きた背景

Yさんは重度の認知症で、介護施設にご入居なさっていました。こういった施設ではよくある事なのですが、特に認知症の入居者様は自宅へ帰りたがります。例え自宅が離れていたとしても施設を抜け出そうとするのです。だいたいは施設の方が気付くので止めることが出来ますが、Yさんはワーカーさんの目を避け施設の外に出てしまいました。ただ、こういった施設では利用者様が外へ出てしまうことは稀にありますので、予め施設の近くにベンチ付きのバス停を設置しておきます。勿論バスは来ません。ですが、認知症の方はバスが来るものだと思いそこに腰かけて待つ方が多いのです。Yさんも同様に、ワーカーさんが気付き直ぐに施設へ戻す事が出来ました。その際は無理やり施設へ連れ帰るのではなく、暫く一緒にバスを待ってあげて、今日は来なかったから部屋に戻りましょうと促していました。
家に帰りたがる方をこの様な方法で連れ戻すと聞くと酷な話に思う方もいるかもしれませんが、街へ出て徘徊し危ない目に遭うかもしれないと考えると仕方の無い事です。

対応者の中での対応

直ぐにご利用者様が居ないことに気付き、怪我等なく解決出来たこと。認知症の方へ対し無理やり施設へ戻すのではなく、バスが来なかったからと少しでも納得して帰って来てもらえる点は良かったと思います。
悪かった点は、やはり従業員が数人いる中でご利用者様を外へ行かせてしまったことです。もしそのまま歩いて行ってしまわれると、どこから来たのか、自分がどこへ向かっているのかも分からなくなってしまう可能性があります。そうなってしまうととても危険なので、もっと一人一人が注意しておくべきでした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

ご利用者様が外へ出てしまう事が無い様に、一人一人が常に周りに気を配る事が大事になると考えます。また、施設自体を簡単に出入りの出来ないよう対策をとるべきだと思います。しかし閉鎖感を出してしまうと、ご利用者様や親族の方へ不安や圧迫感を与えてしまうので、なるべく開放感を出しつつ対策を取れれば良いかと思います。
それでも外へ出てしまわれた方やご自宅へ帰りたがる方には、無理やり連れ帰ったり言い聞かせるのではなく、優しく話を聞き少しでも納得して入居して貰えるよう努めると良いかと思います。

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