障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援A型
身体障害の方が精神障害の方に居眠りを指摘した事例
対応者
対応者 ボランティアその他
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 女性
事例・対処法の要点まとめ
身体障害の方が精神障害の方に居眠りを指摘した
利用者の勤務態度はスタッフが指導すると伝えたが、不公平感は解消できなかった
他の利用者の障害について周知する、個々に合わせて合理的な配慮を行う
トラブルが起きた背景
さまざまな障害を抱えた方が作業(仕事)をしている就労継続支援A型作業所なのですが、今回トラブルになったOさんは身体障害がありました。
他の精神障害がある利用者さんが特性上よく居眠りをしているのですが、それに対してOさんはサボっていると感じたらしく口頭で注意をしました。
それでも言うことを聞かなかったためかなり強い口調で指摘してしまい、その精神障害の方は退所してしまいました。
私としてはスタッフから指導するのでOさんは気にしないでと言ったのですが、結果的にトラブルを防げませんでした。
対応者の中での対応
良かった点は、勤務態度についてはスタッフが指導すると伝えた点です。
悪かった点は、身体障害者と精神障害者との間の不公平感をなくしきれなかった点です。
今後同じ事例が起きた時の対処法
それぞれの障害においてできる仕事が異なったり症状が異なったりするので、入所される際に利用者の方に周知徹底するべきだと考えます。
勤務態度に対する指導はスタッフの仕事なので、利用者間で指導しないように注意しつつ不公平感をなくすために作業効率の良い利用者には勤務時間を短くしてもらったり、作業効率の悪い利用者に対しても改善を促しつつ仕事内容のステップアップのスピードを緩めるなど、合理的配慮を行うようにしたいと思います。