障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

軽度知的障害の方が自分の作業スペースに物を置かれ気が散った事例

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

軽度知的障害の方が自分の作業スペースに物を置かれ気が散った。

良かった点は、今回の改善はTさんと話をして意見を尊重しながら場所作りをしたことにより、Tさん自身の要望が通ったと思ってくれて以前よりやる気が出てきたことです。 悪かった点は、改善まで予想したより時間がかかってしまい、周りの職員の方に負担をかけてしまったことです。 改善する時は、時間の見積もりもしっかりしないといけないと反省しました。

施設を利用されている方々は私たちと同じように色々な性格ですし、こだわりを持っています。仕事が慣れてきたら自信がつき自立して仕事を率先して行ったりします。 その様子に安心してしまう時がありますが、その時が一番問題が起きやすいので気持ちを離さずに見守っていただければと思います。 問題が起きた時は問題を起こした本人を責めたくなりますが、その時は本人を責めるのではなく、作業の仕組みであったり環境であったりを改善することに目を向けて問題解決をしていっていただければと思います。

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トラブルが起きた背景

Tさんは軽度知的障害を持つ自閉スペクトラム症です。施設では器にシールを貼ったり、規定の数量を袋に詰めたりする軽作業を主に請け負っておりました。今回発生したトラブルは春先の事なんですが、季節柄仕事が立て込む時期でもあり、施設内には通常よりは多くのお預かりした仕事の資材が置かれていました。
Tさんの受け持っていた仕事は、丸印が18個着いているところに物を18個置いて、全部の丸印が埋まっていることを確認してから袋に詰めるという作業なんですが、自分の作業スペースに他の作業資材が置かれていると気が散ってしまい、18個を的確に数えることができなくなってしまいました。
そこでTさんが作業するところを区切って、周りの状況を遮断することによりTさんが集中できる空間つくりをしました。
それからというもの、周りの状況に気を取られる事なく作業できるようになりミスがなくなりました。

対応者の中での対応

良かった点は、今回の改善はTさんと話をして意見を尊重しながら場所作りをしたことにより、Tさん自身の要望が通ったと思ってくれて以前よりやる気が出てきたことです。
悪かった点は、改善まで予想したより時間がかかってしまい、周りの職員の方に負担をかけてしまったことです。
改善する時は時間の見積もりもしっかりしないといけないと反省しました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

施設を利用されている方々は私たちと同じように色々な性格ですし、こだわりを持っています。仕事が慣れてきたら自信がつき自立して仕事を率先して行ったりします。
その様子に安心してしまう時がありますが、その時が一番問題が起きやすいので気持ちを離さずに見守っていただければと思います。
問題が起きた時は問題を起こした本人を責めたくなりますが、その時は本人を責めるのではなく、作業の仕組みであったり環境であったりを改善することに目を向けて問題解決をしていっていただければと思います。

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