障害者施設の事例

施設名: 地域活動支援センター

重度知的障害の方が施設の物を持ち帰った事例

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

重度知的障害の方が施設の物を持ち帰ったトラブル。

その後ビデオは通所先のスタッフが返してくださいました。利用者Hさんには、施設の物は持ち帰らないようにすることと、もし見たいビデオやDVDがあるなら声をかけてもらえれば見れることをお話ししました。 ビデオを持ってきて女性スタッフに話しかけて来られた時、ただの会話の一つだと思ってしまったことが悪かったと思います。その時にそのビデオが見たいか聞いていれば利用者Hさんはビデオを見たかもしれません。ビデオを見なかったことで気持ちが消化されず、そのビデオに対してのこだわりが強くなってしまい、持ち帰りたいという気持ちになってしまった可能性が考えられます。こちらからの声掛けが足りなかったと思います。

今後は利用者さんからのアクションで気持ちを読み取ったり一歩先を考え、気持ちに寄り添った支援をしていくことが大切であると思います。特に言葉を発することが難しい利用者さんに対してはより一つ一つの行動をよく見て、どうしたいと思っておられるのか、何を考えておられるのかを考え推測していくことが必要であると思います。

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トラブルが起きた背景

利用者Hさんはだいたい毎月、月に一度ショートステイを利用されていました。次の行動に移るには声掛けが必要であり、男性スタッフが声を掛けるよりも女性スタッフが声掛けをした方が、次の行動に移りやすい傾向にある方でした(おそらく女性スタッフを好んでおられるようでした)。泊まられる夜、女性スタッフFが食器を洗っていると利用者Hさんが声を掛けて来られました(発語はなし)。施設の中には利用者が空いている時間に使える過ごしのアイテムがいろいろありましたが、その中の「天空の城ラピュタ」のビデオをFに見せて来られました。登場人物のシータとスタッフFを指差し「似てるね」と言ったニュアンスでお話しされているようでした。翌朝、利用者Hさんは通所先に行かれたのですが、通所スタッフの方から施設の名前が書かれたビデオをHさんがカバンに入れており、持ち帰ってしまっていたと連絡がありました。

対応者の中での対応

その後ビデオは通所先のスタッフが返してくださいました。利用者Hさんには、施設の物は持ち帰らないようにすることと、もし見たいビデオやDVDがあるなら声をかけてもらえれば見れることをお話ししました。
ビデオを持ってきて女性スタッフに話しかけて来られた時、ただの会話の一つだと思ってしまったことが悪かったと思います。その時にそのビデオが見たいか聞いていれば利用者Hさんはビデオを見たかもしれません。ビデオを見なかったことで気持ちが消化されず、そのビデオに対してのこだわりが強くなってしまい、持ち帰りたいという気持ちになってしまった可能性が考えられます。こちらからの声掛けが足りなかったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今後は利用者さんからのアクションで気持ちを読み取ったり一歩先を考え、気持ちに寄り添った支援をしていくことが大切であると思います。特に言葉を発することが難しい利用者さんに対してはより一つ一つの行動をよく見て、どうしたいと思っておられるのか、何を考えておられるのかを考え推測していくことが必要であると思います。

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