障害者施設の事例
施設名: 生活介護
重度知的障害の方が突然走り出し施設外へ出た事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
重度知的障害の方が突然走り出し施設外へ出た
急いで追いかけ、しっかり話をして納得させた
いつもと様子の違う利用者に敏感になる。職員間で情報共有を徹底する
トラブルが起きた背景
Iさんは重度の知的障害の利用者様で普段は笑顔で独語を話されたり歌を歌われたりとする方なのですが、その日は来所時から少し不穏な様子で職員一同いつもとは違うことを周知はしていました。
午前中はよく席を離れて施設内をうろうろと動き回ったり時々走り出したりといった行動が見られました。
午後からは職員の休憩などで少し利用者への注意不足になりその隙を狙っていたのか急に走り出し、玄関の施錠も自分で開けて施設外に突然走り出してしまいました。
職員は慌てて追いかけましたが道路を渡って対面のお店屋さんに入って行ってしまいました。
対応者の中での対応
急いで追いかけ、他の所に走って行かないようにしっかりと話して納得していただいたことは良かったと思います。
悪かったことは、午後から注意はして見ていましたが少しの気の緩みで隙を見せてしまったことだと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
いつもとは違う動きをしている利用者がいる場合は注意力をいつも以上にし、目線などから何をしたいかなどを観察できるように普段の様子や行動を他の職員とも周知し細かいことでもすぐに報告できるようにすることがいいと思います。
報告をするだけでも他の職員が気づけることが増えると思います。
今回の事例についてはもしかしたら外に出て行ってしまうかもしれないなどの、もしもの想定ができていなかったことから起こってしまった事例だと思います。