障害者施設の事例
施設名: 放課後等デイサービス
重度知的障害の方に職員が食べ物を与えるペースが早い事例
対応者
対応者 アルバイト/女性
お相手
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
重度知的障害の方に職員が食べ物を与えるペースが早すぎた。
2時間後に確認すると、口の中にせんべいの欠片が残っていた。
相手の立場に立って考え働きかけることと、終えた後の確認を怠らないことが重要。
トラブルが起きた背景
Y君は自力で食べ物を掴むことが難しい子でした。
お弁当やおやつは必ず介助が必要でした。
握力はあるのでスプーンやフォークを握らせるのですが、食べ物を刺したり掬うことはできません。
それができれば自分のペースで食べられるのですが、いつも職員の判断で口に運んでいます。
その日は私がY君のおやつ当番になりました。
硬い煎餅を一口大にして口に運び、おやつを終わらせました。
2時間後の帰りの時間にY君を何気なく見てみると、口を開けた中にまだ煎餅の欠片が残っていました。
対応者の中での対応
悪い点は、おやつを与えるペースが早すぎたことと、最後に食べ終えたか口の中まで確認しなかったことです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
もしも喉につまらせていたらとヒヤッとしました。
硬い煎餅だったので、上手く噛めずに口内でふやかして少しずつ食べていたようです。
そんな風に食べるのに時間がかかるおやつなので、本人にとって量も多かったし口に入れるペースが早かったことをその時に気付いてあげられたら良かったです。
どんな介助でも相手の立場に立って考え働きかけることと、終えた後の確認を怠らなければ防げたことだと思います。
これからも肝に命じて仕事をしていきたいです。