障害者施設の事例

施設名: 特別支援学校

ADHDの方が職員の一言に切れ学校を飛び出した事例

対応者

対応者

対応者 特別支援学校教員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

ADHDの方が職員の一言に切れ学校を飛び出した。

無理に怒ったり押さえつけたりしないで、Sさんの気持ちが落ち着く時間を取ったことが良かったです。言葉でいくら説明しても、頭がカッカしている最中では何も耳に入らないからです。ある程度の時間が経ってから言葉を発したので、Sさんは我に返ることができました。

まず、Sさんの地雷を踏むような言葉掛けを極力少なくします。お昼から午後にかけては特にイライラしやすい傾向があるので、気を付けなければなりません。家に帰りたくて仕方がないSさんは、何も言葉掛けをしなくても勝手に家に帰ろうとします。一人で家に帰すことは下校中に何かあると心配です。保護者の方と相談し、午後からの学校生活が難しい場合は予め給食を食べたら下校することに決めておいた方が、Sさんも職員も見通しが持てるし、保護者の方もお迎えの予定が立つので良いかと思います。

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トラブルが起きた背景

Sさんは、他の人からのちょっとした刺激で気持ちが振り切れてしまい、自分の行動を止めることができなくなることがあります。7月のある日の昼休みのことでした。給食の下膳の仕事をしていたSさんに隣のクラスの職員が「他の人が待っているから早くしてね。」と言いました。その時は黙って下膳をしたのですが、5分後に廊下に置いてあった消火器を持ってきて、その職員に投げつけようとしました。たまたま近くを通りかかった男性職員が止めたので消火器を投げずに済みましたが、気が収まらなかったSさんは玄関の鍵を開けて学校から飛び出してしまいました。男性職員が慌てて止めに行きましたが、暴れるので止めることができず、Sさんは炎天下の中を自分の家に向かって歩いて行きました。途中で男性職員が「学校に戻る道が分からなくなってしまった」とつぶやくと、急に我に返ったSさんは男性職員を学校まで送ってくれました。男性職員は4月に異動してきたばかりで、学校周辺の道が分からなかったのです。その後は、普通に教室に戻り授業を受けることができました。

対応者の中での対応

無理に怒ったり押さえつけたりしないで、Sさんの気持ちが落ち着く時間を取ったことが良かったです。言葉でいくら説明しても、頭がカッカしている最中では何も耳に入らないからです。ある程度の時間が経ってから言葉を発したので、Sさんは我に返ることができました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

まず、Sさんの地雷を踏むような言葉掛けを極力少なくします。お昼から午後にかけては特にイライラしやすい傾向があるので、気を付けなければなりません。家に帰りたくて仕方がないSさんは、何も言葉掛けをしなくても勝手に家に帰ろうとします。一人で家に帰すことは下校中に何かあると心配です。保護者の方と相談し、午後からの学校生活が難しい場合は予め給食を食べたら下校することに決めておいた方が、Sさんも職員も見通しが持てるし、保護者の方もお迎えの予定が立つので良いかと思います。

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