障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
ADHDの方が周囲の方に暴言をあびせた事例
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 わからない
認知症の状況 わからない
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
ADHDの方が周囲の方に暴言をあびせた
作業を中断し面談。その後も問題行動が続き、退所してもらった
周囲と協力する訓練の場のため個別作業が難しいが、迷惑を避けるための配慮が必要
トラブルが起きた背景
利用者がかなり機嫌の上下が激しく、利用者の方が施設内の作業をしていると「近づくな」「ふざけるな」と近くにいた他の利用者に暴言をあびせ、しまいには持っているタオルなどで叩き合う状況になってしまいました。
間に職員が入り事なきを得ましたが、別の利用者の方は怒りのあまりに作業をしていた部屋から飛び出してしまいました。
その飛び出してしまった利用者の方は、精神的にダメージを負ってしまい保護者の方からもクレームのお電話をいただくなど、周囲への影響が大きくなっていきました。
対応者の中での対応
上司職員を呼び作業を強制的に中断し、1時間以上にわたる面談を実施。
私ともう一人の職員に対し、謝罪をしていただきました。
ですが、その後も他の利用者に暴言や暴力ををふるったり、女性利用者をストーカーし警察に被害届を出されるなどといった大きな事件に発展したため、退所していただく流れになりました。
常に会議では中心の話題になるほど要注意人物だったため、作業を別行動にするなど周囲を巻き込まない配慮が必要だったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
就労支援という施設の立場上、周囲の人と協力して作業をする訓練の場所のため、なかなか個別作業という判断ができなかったという側面があります。
しかし、他の利用者の方に迷惑がかかる可能性がある以上、迷惑がかかる前に作業を変えるという考慮は必要だと思います。