障害者施設の事例

施設名: 特別支援学校

ADHDの方が担任の前回と違う発言に対し怒った事例

対応者

対応者

対応者 特別支援学校教員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 わからない

認知症の状況 わからない

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

ADHDの方が担任の前回と違う発言に対し怒った。

良かった点は、担任ではなく全く関係のない職員が対応したことが良かったと思います。本人の気持ちに寄り添う言葉掛けをすることで、少しは自分の頑張りが認められて納得した様子でした。悪かった点は、もっと話を聞いてあげることが出来れば良かったと思いました。Kさんが自分の気持ちを整理して、キレる前に言葉で担任に伝えられたらお互いにとても良い方法であることをわかってほしいと思いました。キレたから勝手にその場から去っているとなると今後、校外学習や修学旅行で外に出た時に安全が確保できず心配です。キレないことが最優先ですが、キレた時でも守るべきルールがあることを理解させる必要があると思いました。キレて頭がカッカしている状態では難しいので、落ち着いている時に全体指導した方が良いです。

担任や支援に携わる人々で、その生徒や入所者の方の特性をしっかり共通理解しておく必要があると思います。この生徒の場合は、担任が前に言ったことと違うことを言ったので腹を立てていました。なので、約束事は文章にして紙に書いて掲示しておく必要があると思います。その場しのぎで安易に約束やルールを作ると自分が忘れてしまったり、後々になって変更するのが大変です。また、約束した内容を周囲の人にも伝達した方が同じ支援が出来て良いです。自己肯定感の低い生徒の場合は、励ましさえも今の自分ではいけないのかという風に、ネガティブな意味として受け取ってしまうので、常にその子なりの今の頑張りを認めてあげることが大切だと感じました。

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トラブルが起きた背景

Kさんは1度聞いたことをよく覚えている生徒です。特別支援学校では、毎朝10分間のランニングの時間を設定していますが、Kさんは運動が嫌いです。特にランニングは好きではありません。これまでにもしばしば「学校を休みたい。走りたくないから。」と言うことがありました。4月頃にその言葉を受けて担任は「出来るところまでで良いからやろう。」と言って促していました。7月のこの日、Kさんはランニングに参加していましたが5分程走ると、急に走ることを止めてしまいました。一緒に走っていた担任が「もう少し頑張ろう。」と言葉を掛けた途端にKさんはキレて「出来るところまでで良いって言っていた癖に。」という言葉を残して勝手に体育館から出て行ってしまいました。担任が追いかけると却って逆上するので、たまたま通りかかった私がKさんの見守りをお願いされました。Kさんは自分の教室に戻ると、机に突っ伏して怒っている様子でした。走った後なので、かなり汗をかいている様子が見えました。私は「教室が暑いねえ、冷房の温度を少し下げるね。」と言葉掛けをしました。そして、「たくさん汗をかいているね。よく頑張ったんだね。」と伝えると、ようやく穏やかな表情になり顔を上げていつもの様子に戻ることが出来ました。

対応者の中での対応

良かった点は、担任ではなく全く関係のない職員が対応したことが良かったと思います。本人の気持ちに寄り添う言葉掛けをすることで、少しは自分の頑張りが認められて納得した様子でした。悪かった点は、もっと話を聞いてあげることが出来れば良かったと思いました。Kさんが自分の気持ちを整理して、キレる前に言葉で担任に伝えられたらお互いにとても良い方法であることをわかってほしいと思いました。キレたから勝手にその場から去っているとなると今後、校外学習や修学旅行で外に出た時に安全が確保できず心配です。キレないことが最優先ですが、キレた時でも守るべきルールがあることを理解させる必要があると思いました。キレて頭がカッカしている状態では難しいので、落ち着いている時に全体指導した方が良いです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

担任や支援に携わる人々で、その生徒や入所者の方の特性をしっかり共通理解しておく必要があると思います。この生徒の場合は、担任が前に言ったことと違うことを言ったので腹を立てていました。なので、約束事は文章にして紙に書いて掲示しておく必要があると思います。その場しのぎで安易に約束やルールを作ると自分が忘れてしまったり、後々になって変更するのが大変です。また、約束した内容を周囲の人にも伝達した方が同じ支援が出来て良いです。自己肯定感の低い生徒の場合は、励ましさえも今の自分ではいけないのかという風に、ネガティブな意味として受け取ってしまうので、常にその子なりの今の頑張りを認めてあげることが大切だと感じました。

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