障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)サービス管理責任者精神障害2級自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 サービス管理責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

昼食を申し込んでいたが支払うお金がなくてキャンセルせず帰った。残金を確認すると98円しか財布には入っていなかった。

本人へ意思確認したところ、使うつもりではなかったのに飲食物に浪費をしてしまうとのこと。元々IQもあまり高くないとご家族からは情報を頂いていましたが、やはり理解力がやや乏しい半面、計算能力はしっかりしていて、統合失調症よりも発達系の障害の方が合致する印象でしたので、しっかりとルール決めをすることで浪費は軽減できないだろうかと試してみたところ合致した形でした。

実はこの方、体重の増加も課題になっていて、その反面、間食を含めた飲食状況が全く見えないことも課題の1つとして取り上げられていました。 1つのトラブルをきっかけに複数の相乗効果を得ることが出来た事例と思っていますが、レシートや残金チェックをしていく中で使途不明金が最初は多発していたのですが、根気よく指摘して行くことで自覚と言うよりも習慣付く形で定着したという印象です。 今では必ず週末に飲食を想定している物を自分で申告していただき、看護師も含めてそれに対するアドバイスをさせて頂いています。 最も、アレもダメこれもダメではストレスばかり感じてしまうので、体重と残金の推移をチェックし、頑張った結果が見えた週末は少し羽を伸ばす事も追わせて提案。 追い詰めないように意識することも支援においては重要なことだと感じました。

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トラブルが起きた背景

昨年9月、通所先の就労B型から連絡。本人が昼食を申し込んでいたが食べずに帰ってしまったとのこと。本人へ帰宅後確認すると、頼んだものの支払うお金がなくてキャンセルせず帰ったとの噺で、残金を確認すると98円しか財布には入っていませんでした。
こちらのグループホームでは基本的に金銭預かりサービスは行っていないのですが、事務所が通所先と併設していることから、とりあえず当面の昼食は世話人からおにぎりを握ってもらい持参。年金や工賃が支給後から通所の度に事務所へ寄って頂き、一日500円以内のルールを決め残金が10000円を超えたら封筒へ、30000円が封筒内に貯まったら20000円を実家へ週末帰省する度にご家族へ連絡し銀行へ入金の支援を協力依頼。それ以後、所持金がない状態へ陥ることはなくなりました。

対応者の中での対応

本人へ意思確認したところ、使うつもりではなかったのに飲食物に浪費をしてしまうとのこと。元々IQもあまり高くないとご家族からは情報を頂いていましたが、やはり理解力がやや乏しい半面、計算能力はしっかりしていて統合失調症よりも発達系の障害の方が合致する印象でしたので、しっかりとルール決めをすることで浪費は軽減できないだろうかと試してみたところ合致した形でした。

今後同じ事例が起きた時の対処法

実はこの方体重の増加も課題になっていてその反面、間食を含めた飲食状況が全く見えないことも課題の1つとして取り上げられていました。
1つのトラブルをきっかけに複数の相乗効果を得ることが出来た事例と思っていますが、レシートや残金チェックをしていく中で使途不明金が最初は多発していたのですが、根気よく指摘して行くことで自覚と言うよりも習慣付く形で定着したという印象です。
今では週末になると必ず週末に飲食を想定している物を自分で申告していただき、看護師も含めてそれに対するアドバイスをさせて頂いています。
最も、アレもダメこれもダメではストレスばかり感じてしまうので、体重と残金の推移をチェック頑張った結果が見えた週末は少し羽を伸ばす事も追わせて提案。
追い詰めないように意識することも支援においては重要なことだと感じました。

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