障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)サービス管理責任者軽度知的障害統合失調症

対応者

対応者

対応者 サービス管理責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

いつもペアを組んで作業をしていた相手の男性に恋をし撃沈した。二人がうまく行かないように仕向けられた事だと本人が訴え始めた。過剰な意識や過大評価をしだし精神科を受診。任意入院を挟み安定剤等の調整を行ったところ経過が良く落ち着いた。

統合失調症自体、僕はあまり詳しくないのですが、とりあえず僕ら支援者にできる事は本当に限られていて、まずはいつ、だれに、どのような症状があり、どのような対応を図ったところどうだったのかの経過をより詳しく主治医や関係機関へ報告できるようにしておく事くらいと思います。ですが、これがとても重要な事で、この記録による報告によって利用者様への関係機関や医療機関からのアプローチは大きく変わります。

必要な情報はしっかりと記録へ残す事がとても重要なのは、介護保険サービス、障害福祉サービスいずれにしても同様かと思います。 どんなに素晴らしいサービスを行っていたとしても、記録という根拠を残さなければ証明にはなりませんし、その次のスタッフへ引き継ぐ事も出来ません。 記録は根拠であり、それから僕らにとっての保険であるという事をまず前提に考えていく必要があります。 この部分がなかなか認識が難しいところだとは思うのですが、中には関係機関との関わりを書面で残すと間違った事についても根拠を残してしまう事になるという考え方の人がいる事に僕は大変驚きました。 基本的に、直接のアポイントではなくご本人を通じて各関連者へ伝達する際って、むしろ文字で残しておかないと後々、言った言わないのトラブルにもなりかねません。 それから一番は、ご本人にとっての【今】しか僕らは見ることができないので、サマリーシートや情報共有シート等を作成し関連機関と蜜に連携をとる方法は確保しておいた方がよいと思います。

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トラブルが起きた背景

双極性障害は対応の後に新たに診断を受けた病歴です。
女性のホームで多いトラブルの一つとして恋愛問題が挙げられます。
だいたいの方は通所先やGHの男性スタッフに恋をしてしまった等、比較的線引きがしやすい相手を選んでくださっていたのですが、こちらの方は2年前より法人の同系列のB型事業所へ通所開始し、そこでいつもペアを組んで作業をしていた相手の男性に恋をしてしまったようです。
相手の方もとてもやさしい方でしたが残念ながらご本人に恋愛対象はないと。
そしてご本人も無事にアタックし撃沈したというごく普通の恋愛の流れだったのですが。
ここからが統合失調症なのかそれとも双極性障害なのか。
これは二人がうまく行かないように仕向けられた事だと本人が訴え始めました。さらには相手の方がグループホームの女性スタッフと付き合っている、抱き合っているのを見たと話がどんどん大きくなる半面、自分の魅力には誰もがひきつけられるという過剰な意識や、それまで安定して通う事が出来ていた作業所に関してもいつしか、自分はもっとレベルの高い仕事をできるはずなのにスタッフがわざとそうできないように簡単な仕事しか与えないと。
ちょうどその1週間後に精神科の受診だったので、その際にスタッフが同行し本人が退席した後にスタッフから主治医へ近況報告すると「まぁ双極性障害もついているから仕方ないといえば仕方ないよね」と。
いやいや、僕ら全然知らなかったんですけど!!
と大変驚きながらも一応、この段階で一度任意入院を挟み安定剤等の調整を行ったところ経過が良く、おかげ様で被害妄想や自己の過大評価する傾向も幾分落ち着いたような印象です。

対応者の中での対応

統合失調症自体、僕はあまり詳しくないのですが、とりあえず僕ら支援者にできる事は本当に限られていて、まずはいつだれにどのような症状があり、どのような対応を図ったところどうだったのかの経過をより詳しく主治医や関係機関へ報告できるようにしておく事くらいと思います。ですがこれがとても重要な事で、この記録による報告によって利用者様への関係機関や医療機関からのアプローチは大きく変わります。

今後同じ事例が起きた時の対処法

必要な情報はしっかりと記録へ残す事がとても重要なのは介護保険サービス、障害福祉サービスいずれにしても同様かと思います。
どんなに素晴らしいサービスを行っていたとしても、記録という根拠を残さなければ証明にはなりませんしその次のスタッフへ引き継ぐ事も出来ません。
記録は根拠であり、それから僕らにとっての保険であるという事をまず前提に考えていく必要があります。
この部分がなかなか認識が難しいところだとは思うのですが、中には関係機関との関わりを書面で残すと間違った事についても根拠を残してしまう事になるという考え方の人がいる事に僕は大変驚きました。
基本的に、直接のアポイントではなくご本人を通じて各関連者へ伝達する際ってむしろ文字で残しておかないと後々、言った言わないのトラブルにもなりかねません。
それから一番は、ご本人にとっての【今】しか僕らは見ることができないので、サマリーシートや情報共有シート等を作成し関連機関と蜜に連携をとる方法は確保しておいた方がよいと思います。

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