障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)サービス管理責任者精神障害2級統合失調症

対応者

対応者

対応者 サービス管理責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

事例・対処法の要点まとめ

作業が億劫になり通所を拒みだした。生活介護へ通所するようになったが、通所先から血圧が不安定、よだれをダラダラと流している等本人に対するクレームが寄せられたので、介護保険のデイサービスへ。本人も大変満足し生活介護とデイサービスを併用する事になった。 ところが通所先は面白くなかったのか無理してデイサービスに通わせるのかと言い出した為、主治医へ相談し内服薬調整し落ち着いた。

ご本人に自分の目で見て頂いた事でしょうか。 高齢化が進むと介護保険サービスを併用する事例もちらほらと見えて参ります。 その際、利用者さん自身の意志としては「まだまだ介護なんて自分には早い!」とおっしゃる方も多いのですが、実際に見比べてみて選択して頂くと意外とスムーズに介護保険サービスにつながるようです。

本人のニーズを伺う時、よく聞く言葉。【今のままでよいです】と。 では、本人の言う【今のまま】の生活の根拠とは何なんでしょう。 あるいは【今のまま】以外の生活とはどんなものでしょう? 中には、それしか知らないからそれを選ばざるを得ないという方も大変多いということを僕は障害者のサービスに移って初めて実感しました。というよりも、介護保険サービスでは当たり前のように、ご本人の意思やニーズを確認した後、それを支える支援者の方々の意見や視点を確認の上、ある程度の選択肢を設けてプランニングにつなげていくので、本人の意思に対する周りの意見を全く反映しないというのは怖さ以外の何物でもありませんでした。 結果的に、今僕はグループホームという場所の支援者であり、日々送り出す家族であるわけで、そんな私たちが見たご本人に対する必要な支援というのは確認しなくても良いものなのでしょうか? 違いますよね。 今の福祉サービスはどの分野も必ず言われる言葉として「自立支援」と「多職種連携」なのですから。

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トラブルが起きた背景

この年までこの方が就労B型へ通い続けた事は本当に大変な努力だったと思います。
さすがに昨年あたりより、作業が億劫になってきたと僕のグループホームと同系列のB型への通所を拒むようになってきました。
同じころ、法人内に新たに生活介護事業所を構える事となり、こちらの方も生活介護へ通所するようになったのですが、正直送り出している僕の目に映るのはB型との違いがよくわからないサービス内容や、強制的に全員参加のレクリエーション等、全くもって意味不明でグループホーム側から見て本人にメリットとなっている部分が見当たらず、同じころより通所先から血圧が不安定、よだれをダラダラと流している等本人に対するクレームが僕らのところへ届くようになったので、それであればと介護保険のデイサービスをすすめてみたところ本人も大変満足され、以降生活介護とデイサービスを併用する事になりました。
ところがそれが通所先は面白くなかったのでしょうか。
本人がデイサービスで「常にだれかに見られているようで嫌だ」と感じているようだ。それでも無理してデイサービスに通わせるのか?的な事を言われましたが、僕もカチンと来てしまったので「そもそも何の目的で通所しているのか、支援計画も不明確なまま通うくらいならまずは身体動作が安定するまでと期間を定めて、デイサービスでしっかりとリハビリや運動を受けてきてほしい」とはっきり伝えました。
そもそも被害的感情や誰かに見られているような感じというのは、統合失調症の症状ではないのかなぁとも思いますので、その点に関しては主治医へ相談し内服薬調整後はそれまでとは見違えて頑固さが消え、今ではすっかりデイサービスの人気者の一人だそうです。

対応者の中での対応

ご本人に自分の目で見て頂いた事でしょうか。
高齢化が進むと、介護保険サービスを併用する事例もちらほらと見えて参ります。
その際、利用者さん自身の意志としては「まだまだ介護なんて自分には早い!」とおっしゃる方も多いのですが、実際に見比べてみて選択して頂くと意外とスムーズに介護保険サービスにつながるようです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

本人のニーズを伺う時よく聞く言葉。【今のままでよいです】と。
では、本人の言う【今のまま】の生活の根拠とは何なんでしょう。
あるいは、【今のまま】以外の生活とはどんなものでしょう??
中には、それしか知らないからそれを選ばざるを得ないという方も大変多いということを僕は障害者のサービスに移って初めて実感しました。というよりも、介護保険サービスでは当たり前のようにご本人の意思やニーズを確認した後、それを支える支援者の方々の意見や視点を確認の上、ある程度の選択肢を設けてプランニングにつなげていくので、本人の意思に対する周りの意見を全く反映しないというのは怖さ以外の何物でもありませんでした。
結果的に、今僕はグループホームという場所の支援者であり日々送り出す家族であるわけで、そんな私たちが見たご本人に対する必要な支援というのは確認しなくても良いものなのでしょうか??
違いますよね??
今の福祉サービスはどの分野も必ず言われる言葉として「自立支援」と「多職種連携」なのですから。

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