障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)サービス管理責任者精神障害2級統合失調症

対応者

対応者

対応者 サービス管理責任者

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

事例・対処法の要点まとめ

ダイエットに対する興味関心が強くなり体重の減少が落ち着かず精神状態も不調を来し、通販で大量発注した喪服を着て過ごした。門限を過ぎても帰ってこず、近所を探すと公園内で泥だらけのご本人を発見。既に亡くなっているご家族からこの服を着るように、ダイエットをするようにと言われたとの事。ご本人は受診拒否していたが即入院となった。

お話をする中で、ご本人のお話を決して否定しなかった事が良かった点と考えております。 統合失調症の方にとっては上記でもお話しましたが、それは幻聴や幻覚ではなく紛れもない事実なのです。ですので、お話を受容しながら一つずつ情報を精査し、どこからどこまでが症状として考える事が出来るのかを時系列で記録を残しサマリーシートを作成の上病院へ付き添いました。

共同生活援助の事業は個々だけでサービスを完結する事は大変難しいと思います。例えば、殆どの利用者さんが通所系の事業所を利用しておりますし、訪問看護を利用している方、相談支援事業所が介入している方、ご家族さんが積極的な方等色々ですが、重要なのは各支援者の支援の目線がバラバラにならないように注意を図る事です。ご本人はもちろんの事、各支援者においても自分のサービス提供に関してはある程度自信を持って日々の支援に当たっているはずです。この場面においても各々の支援を否定するのではなく、受容した上でご本人にとって何がメリットで何がデメリットになっているのかを十分に考えて行く必要があると思います。

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トラブルが起きた背景

統合失調症の対応において、ご本人の病識があるかどうかが一つのキーポイントとなると考えております。
こちらの方は病識はあるのですが、以前から「不調を統合失調症のせいだと思わないで欲しい」とお話は頂いておりました。生活能力は時折お薬の飲み忘れがあるものの概ね自立し、外出等に関しても制限はかけていませんでした。
昨年の初冬の事です。
ある日から急にダイエットに対する興味関心が強くなり10㎏の減量が成功。ところが、その後も体重の減少が落ち着かずその状態に合わせて精神状態も不調を来し、決め手となったのが通販から喪服を大量発注し1週間ほど毎日喪服で過ごし、その最終日に門限を過ぎても帰ってこず、近所を探すと公園内で泥だらけのご本人を発見しホームへ戻りお話を伺うと、もう既に亡くなっているご家族さんからこの服を着るように、ダイエットをするようにと言われたとの事。ご本人の主張としては幻聴ではなく事実だとの事。これ以上対応のしようがないので翌日、相談支援事業所と訪問看護ステーションへ連絡。ご本人は受診拒否していたのですが、こちらの送迎で病院へ診察ではなく相談に行きましょうと伝え受診の結果、即入院となりました。

対応者の中での対応

お話をする中で、ご本人のお話を決して否定しなかった事が良かった点と考えております。
統合失調症の方にとっては上記でもお話しましたが、それは幻聴や幻覚ではなく紛れもない事実なのです。ですのでお話を受容しながら一つずつ情報を精査し、どこからどこまでが症状として考える事が出来るのかを時系列で記録を残しサマリーシートを作成の上病院へ付き添いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

共同生活援助の事業は個々だけでサービスを完結する事は大変難しいと思います。例えば、殆どの利用者さんが通所系の事業所を利用しておりますし、訪問看護を利用している方、相談支援事業所が介入している方、ご家族さんが積極的な方等色々ですが、重要なのは各支援者の支援の目線がバラバラにならないように注意を図る事です。ご本人はもちろんの事、各支援者においても自分のサービス提供に関してはある程度自信を持って日々の支援に当たっているはずです。この場面においても各々の支援を否定するのではなく、受容した上でご本人にとって何がメリットで何がデメリットになっているのかを十分に考えて行く必要があると思います。

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