障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)サービス管理責任者精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 サービス管理責任者
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
貸家のグループホームだが大家さんに確認をせず中古のエアコンを買ってきて、自分で工事しリビングに取り付けた。アンペア数の問題等でエアコン使用に関して制限が必要でした。
もちろん、ご本人のお気持ちも把握させて頂く努力はしました。まして他の方やスタッフに対するご本人なりの感謝もあったようですので、本来であればありがたいお話なのですが、一応このような場合は必ず事業者に確認をしてから行うように覚書を取り交わして頂きました。
グループホームは在宅の延長線上と考えております。本来であれば、利用者の皆さんで生活を考えて行く事は正しい事なのでしょうが、どこからどこまでを制限すべきなのかは非常に迷う事が多いです。ですが、こちらも福祉事業所として運営していく以上は規約や規則を設け、その部分を随時説明させて頂いた上で対応を計るという事はとても重要な事だと思います。 ご本人の元々持っている能力や性格を活かしてアセスメントを取っていく事ももちろん重要ですが、一般的なルールに関しては、ご本人にとっても覚えていて損はない部分と思いますので、やはり良い悪いはしっかりと線引きしていく事が重要だと思います。
トラブルが起きた背景
昨年の夏の事です。
この方は生活も安定しており病状もほぼ変化無し。大変真面目な方で、グループホームにとってはどちらかというとお父さん的な存在の方です。電気関係のお仕事を昔やっていたようで、グループホームのメンテナンスをご自身で行ってくれる事もあり、普段からとても助かりますとお話をしており、僕らも頼らせて頂く事が非常に多かったのですが、ある日の事。見慣れないエアコンがリビングに設置されておりました。その上、配線がブレーカーから壁に開けられた穴を通してエアコンへ。
確認すると、こちらの方が今年の夏はあまりに暑いからと自分で中古のエアコンを買ってきて、自分で工事して取り付けたとの事。後日電気工事の業者さんに確認してもらい確かに正しい配線をされてはいたのですが、アンペア数の問題等で実際エアコンの仕様に関しては時間帯等の制限が必要でした。又、うちのグループホームは貸家ですので工事等で改造を要する場合は必ず大家さんに確認をしなければなりません。
その旨をご本人にも注意させては頂きましたが、ご本人も他の利用者さんの生活が少しでも快適になるようにという想いもあったようです。普段から非常に頼らせて頂いてはいたのですが、その結果ご自分の意識が過剰となってしまったようです。
対応者の中での対応
もちろんご本人のお気持ちも把握させて頂く努力はしました。まして他の方やスタッフに対するご本人なりの感謝もあったようですので、本来であればありがたいお話なのですが、一応このような場合は必ず事業者に確認をしてから行うように覚書を取り交わして頂きました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
グループホームは在宅の延長線上と考えております。本来であれば利用者の皆さんで生活を考えて行く事は正しい事なのでしょうが、どこからどこまでを制限すべきなのかは非常に迷う事が多いです。ですが、こちらも福祉事業所として運営していく以上は規約や規則を設け、その部分を随時説明させて頂いた上で対応を計るという事はとても重要な事だと思います。
ご本人の元々持っている能力や性格を活かしてアセスメントを取っていく事ももちろん重要ですが、一般的なルールに関してはご本人にとっても覚えていて損はない部分と思いますので、やはり良い悪いはしっかりと線引きしていく事が重要だと思います。