障害者施設の事例
施設名: 生活介護
生活介護生活支援員統合失調症
対応者
対応者 生活支援員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
部屋の中を歩き回り時々なにかあると興奮して走る為、他の利用者にぶつかってトラブルになることが多々ある。
Sさんは定刻になると1分たりとも遅れることなく作業を開始するのですが、終了時刻まできっちり作業をやり遂げます。一種の自閉傾向であるわけですが、支援員Aさんはそのルーティーンを上手く取り入れて、日中の活動に組み込んだところがとても良かったと思います。なぜなら、その場しのぎにならず長期的な支援が可能になるからです。
多動がひどい利用者の方は非常に多く見られますが、本人にとってジッとしているというのはすごく苦痛なものだと思います。ですが多くの利用者が、本人の好きなことになると何時間でも没頭していられるという特性があり、今回もその部分に着目した対応をとっていました。また自閉症の方はこだわりが強い分、型にはめることで長期的な対策が可能になるというところもポイントだと思います。多動がひどい利用者で悩んでいたら、少しでも落ち着いて過ごせる時間がないか見つけだし、見つけた場合はその過ごし方を応用して、本人にとっても苦痛にならないことを提案できると良いでしょう。また長期的な対策に繋げられるとよりいいと思います。
トラブルが起きた背景
Sさんは多動がひどく椅子に座ることがほとんどありません。作業をしている時だけは一時的に動きが止まりますが、作業量の問題上1日に作れる数には限りがある為、午前中の2時間以外は部屋の中を歩き回り、時々なにかあると興奮して走ることがあります。その為他の利用者にぶつかってトラブルになることが多々あり、支援員のAさんは頭を悩ませていました。そこでAさんは作業以外の時間に座って過ごす時間を作ろうと、Sさんが自宅で使用しているiPadを事業所に持たせてもらうことにしました。最初の方は周りが気になるのか落ち着かない様子でしたが、Sさんようにパーティションで囲ったスペースを作り、そこをiPadの部屋として提供すると決まった時間を座って過ごすことができるようになりました。他の利用者と衝突するトラブルもなくなり、Sさん自身がストレスを感じず動きを制御することに成功しました。
対応者の中での対応
Sさんは定刻になると1分たりとも遅れることなく作業を開始するのですが、終了時刻まできっちり作業をやり遂げます。一種の自閉傾向であるわけですが、支援員Aさんはそのルーティーンを上手く取り入れて、日中の活動に組み込んだところがとても良かったと思います。なぜなら、その場しのぎにならず長期的な支援が可能になるからです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
多動がひどい利用者の方は非常に多く見られますが、本人にとってジッとしているというのはすごく苦痛なものだと思います。ですが多くの利用者が、本人の好きなことになると何時間でも没頭していられるという特性があり、今回もその部分に着目した対応をとっていました。また自閉症の方はこだわりが強い分、型にはめることで長期的な対策が可能になるというところもポイントだと思います。多動がひどい利用者で悩んでいたら、少しでも落ち着いて過ごせる時間がないか見つけだし、見つけた場合はその過ごし方を応用して、本人にとっても苦痛にならないことを提案できると良いでしょう。また長期的な対策に繋げられるとよりいいと思います。