障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
就労継続支援B型作業(職業)指導員精神障害1級統合失調症
対応者
対応者 作業(職業)指導員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
Aさんですが、私の働いていた作業所ではパソコンを組み立てる作業を就業所で担うのですが、Aさんは絶対的に見てパソコンの組み立て作業を手伝ったり自らが作業をするということをしない人物でした。その為たびたび他の作業者の方と作業をしていないのに自分は口だけを出すということで、Aさんをどうしようかと作業所のスタッフ一同で考えて出した結果が、Aさんはパソコン以外の作業であれば作業可能であるということが分かりそちらに行ってもらうこととなりました。
対応者の中での対応
今回のケースはなぜAさんがパソコンを作るという作業が嫌なのかを知る必要性があり、それを聞くため本人およびその他家族からお話を聞いたところ、どうやらAさんは過去にパソコン関連の仕事で大きなトラブルとなったが故パソコンを組み立てることは精神が受け付けなかったのです。対応法としてよかった点はきちんとAさんとその両親からお話を聞き出したことなんですが、悪かった点を挙げるともっと早くに原因を探しておけばその他の作業者の方に迷惑をかけずに済んだことです。作業者の中には作業所に通うことを拒む人も出てしまったので完全に後手の対応だったと言わざる得ないです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
とにかく、どう対処するかをきちんと相談して早めに決めないと作業所自体が壊滅的になります。私の場合、アルバイトという立場だったのですが、それ以外の立場の方である場合、早急に対策をして対処しないと利用者が減少し、作業所自体が運営できなくなることもあるんです。私の場合がまさにそれで作業所が運営できなくなり一時的にお仕事がなくなるということを経験しています。要は原因の究明に関して対象者の家庭にまで踏み込むかどうかも重要なポイントで中々本心を言わない場合、最悪はその問題行動を起こす人物を排除することも考えなければならないということも考えられるのです。