障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
利用者が喫煙をやめられない事例
対応者
対応者 サービス管理責任者
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
利用者が喫煙をやめられない
主治医に報告。薬の調整と、タバコの害を説明によって禁煙できた
タバコの害を具体的に伝える。医師や看護師とも連携を図る
トラブルが起きた背景
私の勤務しているグループホームは以前はタバコは自由に吸えるようになっていました。
しかし今は禁煙化の影響で全面禁煙となり、ヘビースモーカーであったUさんにも禁煙を求めなくてはいけなくなりました。
最初は素直に受け入れたように見えたのですが、私達の管理下ではないB型作業所では喫煙しており、そしてグループホームの中でも隠れて吸うようになりました。
それと同時に妄想も活発になっていきました。
再度禁煙の大切さを説明しましたが今度は受け入れてくれませんでした。
そこで主治医に報告したところ、主治医は薬を調整するのと同時にタバコの害を医師の立場から具体的に説明してくれ、ようやく禁煙を受け入れてくれました。
対応者の中での対応
やはり、医師との連携は大切だと思いました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
禁煙化の流れでこのような問題は起こって来ると思います。
福祉側の人間としてタバコの害を具体的に伝えていかないといけないのは当然だとは思います。
しかし利用者さんによっては、なかなか受け入れない場合もあります。
そのような場合には、医師や看護師のサポートが必要になると思います。
医師や看護師はタバコに対する専門的な知識があるので、より具体的に説得する事ができます。
特に主治医には医師というステイタスもあるので、よりその傾向が強くなります。
利用者の体の健康を考えると医師や看護師ときちんと連携して、禁煙の大切さをより具体的に説明していく方が、利用者の健康維持に繋がっていくと私は強く感じました。