障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員精神障害3級統合失調症

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Ⅿさんは精神障害の方なのですが程度は軽く作業能力も高いので一見健常者の方とは特に変わらないように見られます。
以前は一般就労を経験していたこともありプライドは高く施設の中でもリーダー的存在でした。
そんなⅯさんは施設職員にも細かな指摘やクレームなどを訴えることが多々ありました。
また、他人の見た目や言動をよく見ていていつもと違うところがあるとすぐに指摘します。
私が少し前髪を短くしたり、いつもと違う服装だったりするとすぐに気づいて報告してくれるのです。
最初のうちはよく気づいてくれているな…と思うだけだったのですが、だんだんとエスカレートしていき「Ⅿさんの自宅住所わかったよ」「子どもはまだつくらないの?」「いつも見てるから違う化粧品でもわかるんだよ」とプライベートに関することまでしつこく言われることが増えてきました。
さすがに気が滅入ってしまい少し距離を置くことにしました。
しかしそれが気に入らなかったのかその行動に対して逆上してしまい怒鳴られるようになってしまいました。
プライベートな話は控えてほしかったと説明したのですがⅯさんの怒りは収まらず暴言を吐くばかりでした。
結局、自分たちだけでは収まりがきかずⅯさんのほうから退所の申し出があり現在は違う施設に通っています。

対応者の中での対応

自分が嫌だと感じたときすぐにⅯさんに伝えられなかった点が悪かったと思いました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

相手に気を使って自分が我慢した結果、相手も自分も嫌な思いをすることがあります。
相手が障害をもっている方だから気を使わなければいけないとか、多少嫌なことをされても我慢しなければいけないなど障害者だから○○しなければならないという考え方は逆に偏見になってしまうことがあります。
障害者なら何をしてもいいというわけではありません。もし自分が嫌な事をされたら職場の同僚や上司にまず相談したほうが良いでしょう。
そして相手にも気を使っていつまでたってもこちらの気持ちを伝えなかったら何故注意されているのか理解できなくなってしまうのであとに引き伸ばさずすぐに伝えて今後どのようにして改善していけたらいいのか一緒に考えるようにしていけたらいいと思います。

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