障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員軽度知的障害注意欠如・多動症(ADHD)

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 女性

お相手

対応者

性別 女性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

Tさんは軽度の知的障害だったので、施設内にプライベート空間として1部屋の自室を持っていました。
こだわりのある性格ということもあり、物の配置が決まっていて、比較的自室の掃除も行き届いており、きれいに生活をされていました。そんな中、仕事棟で使っていたものを自室に持ち帰ってしまい、紛失してしまいました。
なので、その紛失したものを探すこととなり、女性スタッフですが、私が手伝うことになりました。プライベート空間ということもあり、棚などを開ける際は、開けていい?と許可を取って作業をしていました。
Tさんが途中から疲れてしまい、同じ引き出しを二人で探していました。
すると、Tさんは見られたくない女性のDVDが出てきてしまい、私はスルーしたのですが、見られてしまったことを気にしているようでした。
翌日には、普段通りに接してくれましたが、直後は傷つけてしまった気がして申し訳なくなりました。

対応者の中での対応

とくにそのDVDには反応せずに対応したのはよかったと思いますが、本人が気にされていたので何とも言えません。

今後同じ事例が起きた時の対処法

入所型の支援施設となると、利用者さんのプライベート空間をどの程度守るのか、どの程度手伝いをしてあげるのかが難しい点だと思います。
障害の軽度によっては、ほとんど一人暮らしのように生活できる方もいるので、そのような利用者さんのお部屋の掃除や物の捜索などの際には、絶対スタッフが明けない箱などを作ってあげると、利用者さん本人のプライベートを守ってあげることができるのではないかと思います。
事前に、スタッフがお掃除に来るときは、見られたくないものはこの箱に入れておいてね。
などと伝えて、どのくらい理解して行動できる利用者さんがいるかはわかりませんが、形だけでも導入を検討してみてほしいです。利用者さんとの信頼関係のためにも、一定のプライベート空間の確保は大切なことだと実感しました。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ