障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
就労継続支援B型世話人軽度知的障害統合失調症
対応者
対応者 世話人
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
Aさんは軽度の知的障害をお持ちの方で突然、怒り出したり大声で叫んだり暴れたりする方です。
大人しい時はとても大人しく普通の会話も出来ます。Aさんにはお気に入りの職員さんがおり、その職員さんを見かけるとじわじわと近づいていき話しかけつきまとう行為がありました。
そんな中お気に入りの職員さんがAさんに対し今、ちょっと手が離せないからまた今度お話し聞きますねと席を外したところAさんは激怒して他の職員さん達にお気に入りの職員さんの悪口を言いふらすようになりました。
当然、施設長の耳にも入り何故そんな対応をしたんだとひどく職員さんは叱られていました。
お気に入りすぎるがゆえ冷たくされたと勘違いをしてしまうAさんにみんな困り果て先輩達も施設長に責めらるのは嫌だった様で会釈程度ですぐその場を離れなさいとの指示が出されました。
対応者の中での対応
今回の件は解決が難しくもっと両者の意見を施設長がよく聞くべきだったと思います。
施設長は障害者様はお客様という考えが強くスタッフに対する柔軟な対応が欠けていたと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
障害者様がお気に入りの職員さんを見つけてしまうとずっと依存してしまう傾向があるので、依存しないように職場の中でスタッフの持ち場を定期的にローテーションするといいのではと思います。
ずっと同じ職員がいるとより依存してしまうからです。
もし依存されているかもしれないと感じたら上司にすぐ相談してみてもいいと思います。
適度なコミュニケーションを取りつつ過度に近過ぎないように距離を保ち、自分もご利用者様も気持ちよく過ごせるように環境を作っていくことは大切なことだと感じています。
また週に一回ほどは全体のミーティングがあってもいいんじゃないかなと思います。みんなで意見を出し合っていい方向に持っていければ尚いいと思っています。