障害者施設の事例
施設名: 放課後等デイサービス
放課後等デイサービス児童指導員重度知的障害自閉スペクトラム症(ASD)
対応者
対応者 児童指導員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
ハロウィンパーティーを行っている9月の平日。周りも暗くなり時間は18時ごろでした。
ハロウィンパーティーということで子供たちみんなで、トリックオアトリートと言いながら外を歩こうというイベントを開催しました。
子供たちは15人で職員は5人でした。マンツーマンでつかないといけない子がSくんを含めもう一人いました。イベント時はSくんとその子の二人にスタッフが一人ずつついて行動することになっていました。事前にどこに行くのかどこが危険な場所なのかをもちろん話し合っていました。
そして当日実際ことはうまくいっていました。ずっと手を離すことなく外をだいたい20分程度歩いており、よし施設に入るかというときに問題は起きました。そのS君が気づいたら道路の真ん中にいました。
なにが起こったかというと、鍵をあけようと手を一瞬離した瞬間Sくんは10メートルほど走ってしまい、道路の真ん中に行きました。
幸い信号で止まっていたので轢かれずにすみましたが、もし信号が動いていたら大惨事でした。気付いた職員が急いでS君を抱きかかえすぐに施設のなかに入ることができました。
対応者の中での対応
悪かった点、なぜ鍵をあけるときに手を離したのか。その場合は必ずマンツーマンでついているスタッフはその子から目を離さないのが常識です。
そして残りフリーな先生も3人もいました。
その3人の先生に事情を話せば鍵なんてすぐに開けてもらえます。
今後同じ事例が起きた時の対処法
まず鍵をあけるなら絶対にフリーで動いていた職員に任すこと。
もしくはどうしても自分が開けたいのなら、マンツーマンでつく子を別の職員に手渡してかをするべきだと思います。
長時間、20分間手を繋いで歩く事ができていたので油断したのかもしれないですが、子供は家に入るまで何をしでかすか分からないのが子供です。
一瞬の余裕は絶対にダメです。ずっと手を離さないとなると拘束になってしまうので虐待になってしまうこともあるので、危惧することがあるかもしれませんがそのようなことは轢かれるよりはましです。
あざができてしまってもそこは保護者に必ず事前に伝えるか、こうなったことをすぐに伝えれば理解してもらえるはずです。