障害者施設の事例
施設名: 放課後等デイサービス
自閉症スペクトラムの利用者が公園で近寄ってきた女児と遊んでしまい怒られた事例
対応者
対応者 児童指導員
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
事例・対処法の要点まとめ
自閉症スペクトラムの利用者が、公園で近寄ってきた女児と遊んでしまい母親から怒られた。
警察のもとで事情を説明し、利用者の母親が謝罪をした。
トラブルを防ぐため、公園では施設の子だけで遊んでもらうことも重要。
トラブルが起きた背景
放課後等デイサービスのみんなと近くの公園に遊びに行った時です。
U君はもともと幼児の女の子に興味が湧いてしまう傾向が強くありました。
また、高校生で体もかなり大きく、自閉症スペクトラムということもあり、外見からは障がい者として理解されず、周りから察してもらえません。
もともと幼児の子や女の子に近づけないようにしていましたが、別の遊んでいる子がU君のそばに行ってしまい、U君は満面の笑みで後をずっとついてまわるような行動をしてしまいました。
職員が気づいた時にはもうぐるぐるとまわっており、その女の子は楽しんでいましたが、ママ友と話していたお母さんがその異常さに気付き走っていくところでした。
すぐに職員が側にいきましたがそのお母様は怒り心頭で、警察に連絡すると言って話が聞ける様子ではありませんでした。
結果、警察の前で事情を説明し、U君のお母様が来て謝るという事態になりました。
対応者の中での対応
一瞬でも目を離したことが反省点であると思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
公園で遊ぶことは子どもにとってかなりリフレッシュ効果があるものですが、その代わり職員や周りの大人は注意をしていなければいけない状況です。
またどんなに利用者の子どもたちを見ていても、どこの子か知らない子どもたちも参加してくることもあります。
そしてママ友たちもお話に夢中なことが多いです。
ママ友が目を離していると、何か利用者の子どもたちが巻き込む、巻き込まれた時の問題に何を言われてもどうにもならない現状が出てきてしまうことがあります。
そのため、ママ友が遊んでいる子達がこちらの施設の子達と遊ぶことを望もうとした場合はその場から離れて、別の場所で施設の子たちは施設の子で遊ぶのがいいと思います。