障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)相談支援専門員精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
彼は元々の統合失調症にプラスして覚醒剤の後遺症もあり、少しの刺激で幻覚が出て暴力が出る状態でしたが、投薬治療の効果でグループホームに入所できるようになりました。
しかし保証人になる家族が怖がっており、なかなか本人に面会しませんでした。
実は彼は両親の愛情を求めており、なかなか会わないのが最大の刺激になっていました。
主治医に言うと主治医が直接電話をして「怖いのは分かりますよ。でも逃げてどうなるんですか。いい加減にしなさい。」と一括しました。
それから月に一回は面会に来るようになりました。そうしたら彼は精神的に落ち着き、以前のような暴力行為はなくなりました。
親の愛情は大切だとこちらを通じて感じましたね。
対応者の中での対応
親を一括したのが良かったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
このようなパターンの場合、どのようにして親を巻き込むかが非常に大切だと思いました。
今回の場合だと主治医経由で一括してもらい、きちんと向き合うようにするのが一番よいと判断して、主治医に一括してもらいました。
確かに過去に暴力を受けている家族の場合恐いという思いはあると思います。しかし家族の義務は果たしてもらわないといけません。そしてそうしないと本人は更に傷つき、さらに状況は悪化していきます。
今回は主治医でしたが、身内や施設長などでも良いと思います。
そしてこのようにして向き合った方が、長期的に考えるとよい結果を産むと思います。
そしてその関係を維持していく事も非常に大切なポイントになってくると思います。