障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)相談支援専門員重度知的障害

対応者

対応者

対応者 相談支援専門員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Tさんは嫌な記憶に関しては物覚えがよく、思い出しては怒りだす事がよくありました。
最初は回りのメンバーさんも「あいつは知的だから仕方がない。」と考えていましたが、あまりにもひどくなりみんな困ってしまいました。
そしてスタッフで相談して、相談支援専門員である私とサービス管理責任者とで「あまりひどいとここにおれなくなるよ。」と彼のペースに合わせて話をしました。
彼は居場所がグループホームにしかないのは良く分かっていました。
そして実はこのグループホームが大好きだったのです。
その事を説明したら彼も我慢するようになり、どうしても我慢できない時にはスタッフに話をしてくるようになりました。今は何とか生活できています。

対応者の中での対応

彼のペースに合わせて話をしたのが良かったです。

今後同じ事例が起きた時の対処法

その人が何を望んでいるのか把握する事が大切だと思いましたね。
彼はグループホームに居たかったので、それが出来なくなるのは耐え難い事でした。
相談支援専門員やサービス管理責任者はそこを逆手に取って支援しました。
しかも彼にも分かるように、ゆっくりと説明しました。今回このように支援していかなったら、彼は暴力に走り本当に居場所を無くしていたと思います。
そうすると最終的には精神科での医療保護入院しかなくなっていたと思います。そうすると彼の望みはたたれてしまいます。
このように一見人権無視のような言動も、結果的に人権を守る行為になると思います。
実際に彼は今でもグループホームで何とか生活を継続する事ができています。

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