障害者施設の事例

施設名: 自立訓練(生活訓練)

自立訓練(生活訓練)世話人自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 世話人

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Dさんは自立訓練に通所し自閉症を持たれています。
彼は物事の変化に対して非常に敏感であり、日中のスケジュール等が急遽変更になった場合動揺し言い募りをされます。
今回のトラブルは朝の送迎にて、送迎車から降りられる場面で起こりました。
前日にスケジュールの変更がありその変更を気にされたDさん。
次の日の朝、送迎車で迎えに行くとスケジュールの変更を気にしているのか言い募りをされます。
そして送迎車が事業所に着いて、本人に降りるよう促しますがいっこうに降りません。
そして送迎をした対応者が声掛けを多くした結果、そのことがきっかけでその対応者の声掛けが一切入らなくなりました。
日頃からこの対応者は、支援で関わるなかでDさんに対して声掛けが多かったようです。
そこで対応として朝、送迎車でDさんが言い募りや寝不足が原因として降りてこなかった場合、Dさんへ声掛けが入る職員に支援を交代するようにしました。
すると言い募りや寝不足で降りてこなかったDさんも、サービス管理責任者等の声掛けにより不穏状態にならず、送迎車から降りられるようになりました。

対応者の中での対応

対応者の悪かった点は、日頃からDさんの支援において声掛けが多くなっていた点です。
この声掛けや支援の仕方など、障害特性を見て変えていくべきだと思いました。
良かった点は、声掛けの入る職員に支援を交代することでDさんを不穏にさせず通所させることができた点です。

今後同じ事例が起きた時の対処法

自閉症を持つ障害者は、こだわりが強い部分や声掛けがなかなか入りにくい部分があります。
仮に自分が対応者と同じ状況になった場合は、声掛けの頻度やタイミングを工夫するところから始めたいと思っております。
まずはその障害を持つ利用者の声掛けするタイミングはどのタイミングがよいのか?またはどの場面では声掛けをしないほうがよいのか観察することで見極めていきたいです。
また自分が考える声かけの頻度よりも更に少ない頻度で、声掛けを実践していこうと思います。
工夫しながらも声掛け等による支援が至らない場合は対応者と同様、声掛けの入る職員に支援を交代してもらいます。

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