障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)相談支援専門員精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
こちらの女性は妄想があるのと薬に対する知識がかなりあり、副作用を恐れては服薬せず再発を繰り返していました。
そしてそれはグループホームに入所しても同じでした。「リスパダールは副作用がたくさんあるから飲みたくない。」と言い出しました。
リスパダールを飲まなかったらどうなるか説明しましたがダメでした。
そこで新しいエビリファイを紹介しました。そうすると「食欲増進しないなら服用する。」と言いました。
どうも食欲が増進して体重が増加するのが嫌だったようです。
それから主治医に相談してエビリファイを処方してもらいました。エビリファイを服用するようになってからは妄想もかなり軽くなったようです。本当に良かったと思います。
対応者の中での対応
薬の知識が役にたちました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
薬剤師ほどの知識は必要ありませんが、ある程度の知識は必要だと思います。
それと相手の気持ちをよく傾聴する事だと思います。
今回は体重増加が嫌だという事が聞けたので、エビリファイに結びつける事ができました。
私と主治医の関係も悪くなく、主治医もすぐに投薬変更に応じてもらうことができました。
またすぐに連絡できる体制を整えていたのも良かったです。
仮にすぐに連絡する事ができないと投薬変更できないばかりでなく、状態もかなり悪化していたと思います。
私達福祉のスタッフは常時このような体制を構築しておく事が、長期的に見てかなり良くなっていくと思いますし、そのように努力しなければならないと私は常に考えています。