障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
就労継続支援B型生活支援員中度知的障害自閉スペクトラム症(ASD)
対応者
対応者 生活支援員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
Kさんは同法人の入所施設に入所しており、週末のみ自宅に帰る予定の方でした。
しかし、その週末は例外で入所施設の予定に変更になっていました。それを送迎車の運転手と添乗者が確認しそびれ、いつも通り自宅に送迎してしまいました。その際自宅には両親は不在でしたが、Kさんは普段から鍵を使って家に入っていたので職員も異変に気づかずそのまま自宅を後にしました。
その後、入所施設と帰宅されたお父様から連絡があり、送迎のミスが発覚しました。
その後施設職員が自宅に出向き、謝罪と入所施設までの送迎をしました。
対応者の中での対応
Kさんのお父様と普段からよくコミュニケーションを取っていたことで、その後の通所も今までと変わらずしていただくことが出来ていた点は良かったと思います。
今後同じ事例が起きた時の対処法
送迎前に必ず毎日の送迎ポイントを運転手、添乗者、担当職員で確認することや連絡帳や施設利用のスケジュール表などもあれば必ず確認することが大切と感じました。また、ご家庭との普段からコミュニケーションをよく取っておくことも、ミスの予防やミスをしてしまった後の信頼回復につながるので重要だと思います。紙媒体で車内に送迎表を置いておき、その都度更新できるような仕組みにしておくとさらに良いかと思います。
施設は送迎前は特に忙しい時間帯になりやすいですが、その中でも確認作業は時間を作っていく必要があります。それで遅れてしまう場合はその旨連絡を入れるなど優先順位を考えた行動が大切だと感じました。