障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援B型

就労継続支援B型作業(職業)指導員身体障害脳性麻痺

対応者

対応者

対応者 作業(職業)指導員

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Tさんは中途障害の方で、頭はクリアなので周りを見る力がありみんなを引っ張ってくれる利用者さんです。
しかし、トラブルは新しい職員Nさんが初めて一人でTさんを送迎した時に発生しました。TさんはNさんに「帰り道にあるコンビ二で買い物したいから寄ってほしい。」と言い、Nさんが「ダメなんじゃないんですか?」と聞くと「所長の許可はもらってあるから大丈夫です。」と返答があった為、Nさんは許可が下りていると思いコンビニに寄り、そのコンビニの段差でTさんが段差につまずき転倒しそうになりNさんが支えたのですが、Tさんは店のごみ箱に腕を打ってしまいました。
Nさんは携帯電話を携帯し忘れていた為、上司にすぐ報告する事が出来ませんでした。Tさんを自宅に送りご家族に謝罪しました。
ご家族さんは「この子が悪い。ダメだと分かっていて、新しい職員なら自分の言うことを聞くと思ったんでしょう。こちらこそすみませんでした。」とNさんに言ってくれたそうです。
Tさんは事業所に戻ってきての報告になってしまいました。その日にミーティングを開き、送迎時は自宅以外では降ろしてはいけない事など再度職員全員で確認をし、今後は送迎時に判断に迷ったり分からない事が起きた場合に上司に確認し連絡が取れるよう、送迎時のみ事業所が用意した携帯電話を職員が携帯する事になりました。

対応者の中での対応

Tさんは転倒時に頭をよく切ってしまう利用者さんなので、今回は転倒せずに済んだ事が救いです。すぐにご家族さんに報告と謝罪したNさんの対応は良かったと思います。

今後同じ事例が起きた時の対処法

今回の件で所長はコンビニに寄っていいと許可は出していませんでした。
許可をもらったと言えば、新人職員なら寄ってくれるとTさんは思ったそうです。
新人の職員さんは私もでしたが、利用者さんへの対応が難しく注意したりする事が出来ない方が多いと思います。
でも新人の職員さんだからこそ、ダメなものはダメとはっきり断る事も大事だと思います。
でも断った後はきちんとその理由を利用者さんに伝えて下さい。そうすると利用者さんも理解してくれると思います。

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