障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
就労継続支援B型サービス管理責任者精神障害3級統合失調症
対応者
対応者 サービス管理責任者
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
Hさんは障害手帳をお持ちの方ですが、自分は障がい者だと思われたくないという方です。
HさんはSさんに相談があるとの事で2人で面談を行いました。内容は「〇〇さん(利用者さん)は匂いがキツイから嫌。キライ。事業所やめさせて!」や「職員の〇〇さんはいつもサボってる」など自分が嫌な事を1時間ほど話を続けていました。
Sさんは「ここは色んな方が来られます。ここはハンディのある方が仕事をする為の場所です。サボっていた職員にはちゃんと指導します。教えてくれてありがとうございます。」と言ったそうです。
その日の夕方に役所から「Hさんがサビ管のSさんに、暴言をはかれて辛い思いをしたと報告がありました。なぜこのような事になっているのですか?」と連絡がありました。
そんな事実はありません。とHさんとの面談時の事を説明しました。役所も今後このような事がないようにと注意でおわりました。
その後Hさんの相談員も間に入れ話し合いがもたれ、Hさんは「私が嫌だと言ったのにその利用者さんを庇い、自分の意見を通してくれず私の事も障害者扱いした。だからSさんの言葉は私にとっては暴言です。」との事でした。その後は数回話し合いがもたれ、しばらくの間Sさんは別室で作業をする事になりSさんも落ち着きました。
今後は個別の面談時は時間を決め、1人で話を聞かず、言った言わないが発生してしまわないように2人体制で話を聞く事になりました。
対応者の中での対応
一人で利用者さんの話を聞きいてしまった事が今回はいけなかったです。Hさんと話した内容の証拠がないため、数回話し合いを持つ結果になってしまいました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
今回のように利用者さんの話を聞くときは、必ず職員は2人体制にし1人は記録を残し、本人が1対1で話したいとの時でも記録を残す事をきちんと行うと良いと思います。
また相談内容を相談員さんにも報告して情報共有をしておいた方が後々、何か起こった時に相談員さんも対応がしやすいと思います。他の事業所では県に事業所のクレームを入れられたという話も聞きました。なんでも記録を残しすぐに対応できるようする事が大事だと思います。