障害者施設の事例

施設名: その他

その他相談支援専門員軽度知的障害注意欠如・多動症(ADHD)

対応者

対応者

対応者 相談支援専門員

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

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トラブルが起きた背景

Kさん50代は、刑務所から釈放された刑余者です。
当方が帰住先の調整を行い、帰住地を確保して生活再建をしていました。明らかに知的障がいが疑われるエピソードが多く、精神病院へ入院中に3階からロープを垂らして外出していた、近くの小学生と一緒に大人になってもレンジャーゴッコをして遊んでいた等、知的能力に制約があることがはっきりしていたので当方の方で療育手帳の申請をする為、主治医に相談し役所から知的障害者更生相談所へ相談して判定日に相談所を訪ねました。
持参したリュックから、本人が判定医に向かって俺は何でもできると言い、ヌンチャクを振り回して判定医の診察を受けました。判定医も小さな声で「手帳出します」と当方へ伝え、お引き取り願いたいと本人へ伝え手帳が取得されることになりました。

対応者の中での対応

まずは手帳が発給された点はよかったです。
持参物からヌンチャクが出てきたことには驚きました。聞けばカンフーを昔習いたかったと本人は言っていました。
更生相談所へ行く前に手持ち品を確認すれば良かったですが、大人で管理する能力もあったのでそのまま対応してしまいました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

多分そうそう無い体験だと思います。
奇抜的な行動をとったり、予想しえない状況になるのが障害福祉サービスの利用者だと思います。リスク管理をしながら本人の状況を鑑み、権利擁護をしていく視点が大切です。
ただ本人が悪い行為をしている時は指導する視点も必要です。福祉現場の職員の中には支援と指導が違うと言う考え方が根強いですが、理解力がある人には屈せず指導を行う必要があります。
何度も同じ失敗を繰り返すより、今という場面で指導を入れることで本人の偏りを修正していくことが大切です。
元々50代くらいの軽度知的障がい者の方は、十分な配慮を受けることなく社会人となられている方がいらっしゃいます。学校で教育されなかった分、今の生き方に困り感が出てきているのだと考えます。

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