障害者施設の事例
施設名: 就労継続支援B型
就労継続支援B型相談支援専門員精神障害2級自閉スペクトラム症(ASD)
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
彼は自閉スペクトラム症で自分のやり方をやり通す面がありました。そしてそれは就労継続支援B型でも発揮されていまい、統合失調症の人と衝突してしまいました。
かなりの大喧嘩になりサービス管理責任者と私が対応しました。本人はもちろん親にも何回も話をしました。
しかしどうしても改善されませんでした。薬では改善が見込めないので、障害年金が受給できるまで籍を置いておき、もっと楽なデイケアから再スタートする事にしました。
そうしたらデイケアは他人に干渉しないメンバーばかりなので安心して通所する事ができたようです。
就労継続支援だけでなく障害年金の受給ができていれば精神科デイケア利用も考えていくべきだと感じました。
対応者の中での対応
障害年金とデイケアを利用したことが良かった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
スタッフとしては就労継続支援B型から就労移行支援を通じて就職に持っていくのが最適だと考えてしまいます。
しかしそれが苦しみを与える場合もあるんです。それ以外の方法があります。そのためのキーポイントが障害年金です。障害年金を受給できていれば最低生活程度のお金はもらう事ができますので、家庭環境によっては無理に働かなくても大丈夫になります。
しかも精神科デイケアを利用したら精神保健福祉士や看護師がゆっくりとした関わりをしてくれます。そのため安定して通所できるようにサポートしてくれます。一概に就労に結びつけるだけでなく、このような形態のサービスを頭に入れておく事も良い結果を得るためのポイントと言えると思います。