障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)世話人中度知的障害てんかん

対応者

対応者

対応者 世話人

対応者 女性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 男性

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

トラブルが起きた背景

以前私は共同生活援助施設(グループホーム)で働いていました。
K様には中度の知的障害があるのですが、感情のコントロールが行えず日常的にスタッフに暴力を奮ってしまいます。髪を引っ張る、叩く、引っ掻くくらいでしたら我慢ができるのですが、時には青アザとなるくらいの怪我をさせられてしまいます。
施設長に相談したところ『相手は知的障害者だから。悪気はない』と諭され、解決策が見いだせませんでした。なので担当スタッフ間でカンファレンスを開くことにしました。
K様が興奮し暴力を奮う原因は何なのか?皆で話し合った結果『抑制』に対して過剰に反応をすることがわかりました。K様が抑制と感じる行為を極力避け支援を行ったところ、暴力は目に見えて減るようになりました。

対応者の中での対応

K様の事象に対しスタッフ皆で共通認識を持ちながら、話し合いの場が持てたことは良かったと思います。
とはいえその後も暴力はありました。暴力行為をを避けるだけでなく、暴力=悪いことということをK様に教える取り組みをしなかった点は反省しています。

今後同じ事例が起きた時の対処法

知的障害に関わらず、相手がどんな疾患を持っていてもその方について自分一人で考えるのではなく、チーム全体で話し合い意見交換をする場を定期的に設けた方が良いと思います。
人の行動には理由があると思います。知的障害だから暴力を奮うのではなく、人として理由があって暴力を奮っているんです。自分一人では把握していなかったご利用者の行動パターンも、スタッフ皆で意見交換することで新たな発見があるかもしれませんね。
そして可能な限りその方が社会に適用できるよう教育していくシステム作りも大切だと思います。
とはいえ自分の身を守ることも大切です。力ではかなわない男性などの対応には、男性スタッフに担当をお願いするなど自分の身を守る方法を上司に相談してみても良いと思います。

記事をチェック

SNSで知り合いにシェア

facebook

line

twitter

介護施設の事例一覧へ