障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)相談支援専門員精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 男性
トラブルが起きた背景
彼は施設内でボスと言う存在で、利用者の中ではリーダー的な存在でした。そのため彼は病状が安定しており、一人暮らしが可能と判断されました。
そして彼に一人暮らしを勧めましたが、彼は退所を拒否しました。彼の居場所となっていたんです。そのため無理に退所は出来ないためそのままになっていました。
しかし年齢的な面からやはり他の施設への移行がベストと再度判断し、彼に高齢者施設への移行を再度打診しました。最初は拒否しましたが、高齢者のための設備がない事を具体的に説明すると最後には説得に応じてくれました。
今はグループホームの系列のケアハウスに入居しており、毎日楽しく生活しておりケアハウスを勧めて本当に良かったです。
対応者の中での対応
ゆっくりと説得した事が良かった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
基本的に障害者のグループホームは高齢者のグループホームではないので、高齢になったら移行する必要があります。
しかし障害者は環境の変化にはかなり敏感です。そのため話をする際にはゆっくりとメリット・デメリットを説明する必要があります。
今回の彼は年単位で話をしていきました。そのため最終的には受け入れてもらえたと思います。それと地理的・物理的な環境の変化も最小限である必要があります。そうしないと再発の可能性が出てくるからです。今回は同一法人なので、障害者グループホームのスタッフがサポートしてくれました。
そのおかげで再発する事なく楽しくケアハウスで生活する事ができています。このような事を考えておく必要があると思います。