障害者施設の事例
施設名: 共同生活援助(グループホーム)
共同生活援助(グループホーム)相談支援専門員精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 相談支援専門員
対応者 男性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
彼女は統合失調症のある女性でかなりの幻覚があり、自己判断能力が阻害されていました。
そんな彼女の親戚が「自己判断能力が阻害されているから、成年後見制度を利用したい。」と言ってきました。その親戚は私達にも威嚇するなど普通の人ではないと感じました。このままでは補佐人に彼女が選任され、預金が奪われると感じた私とサービス管理責任者は弁護士に相談しました。
そうしたら弁護士は「裁判所が審査に来るから調査官にその旨を伝えてみては。」とアドバイスされました。そうしたら補佐人は彼女ではなく相談した弁護士になりました。
その結果を知った彼女は非常に落ち込んだ声でしたね。私としてはやっぱりと感じました。親戚にも注意が必要だと思いました。
対応者の中での対応
きちんと弁護士に相談したのが良かったです。
今後同じ事例が起きた時の対処法
判断力に限られている障害者の財産を狙う親戚はどうしても存在します。そんな障害者の財産や権利を守るのも大切な役割です。
そんな時に大きな力になるのが弁護士です。権利を犯そうとする人から法律と言う武器を利用して守ってくれます。しかも病気にもきちんと配慮してくれます。時には裁判も辞さない厳しい対応で守ってくれます。
またきちんとした親戚かどうかもきちんと見極める必要があります。そのためには日頃から親戚ともコミュニケーションを取っておく必要があります。場合によっては弁護士と一緒に連携してコミュニケーションを取っていく事も大切になります。
このように弁護士や成年後見の事を考えていく事も非常に大切なポイントになります。