障害者施設の事例

施設名: 就労継続支援A型

就労継続支援A型生活支援員軽度知的障害注意欠如・多動症(ADHD)

対応者

対応者

対応者 生活支援員

対応者 男性

お相手

対応者

性別 男性

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トラブルが起きた背景

ちょうど私が支援になって3ヶ月くらいたった頃です。
私とHさん含め利用者3人先輩支援員6人で草刈の施設外就労に行くことになりました。草刈は支援員が機械で草を刈りその草を利用者がかき集めていく様な作業です。作業自体は問題なく終り、その帰りの車の中で起きてしまいました。
いつも送迎に使っている車を使用していたのですが、先輩が運転し私は助手席にのり利用者は後部座席に乗って帰ろうとした時、利用者同士の席の取り合いが始まってしまいました。送迎時は暗黙の了解でHさんの座る位置は決まっていました。送迎の順番もあるのですが、ちょうど運転席の真後ろにすわっています。
ところが別の利用者AさんがHさんの席にすわってしまい、Hさんが怒りはじめてしまいました。丁度先輩が気が付いたので、その場は納めてもらいましたが、就労が終わり帰宅時に私が一人施設に残って送迎のまだの利用者をみることになりました。
そこにHさんと数人の利用者が残っており、Hさんが突然「どうしてYさんは私の味方になってくれないの?私の席を他の人が取ったのに」と攻め寄られてきました。Hさんは興奮状態で、なんで、どうしてと繰り返し私に詰め寄ってきます。私は「ごめんね、私が早く気がついてればよかったよね、次から気をつけるし、Hさんは何もわるくないよ、ほんとにごめんね。」と謝っているうちに落ち着いて携帯でゲームを始めました。
そこに丁度先輩が帰って来ました。

対応者の中での対応

正直なところ、良かった点は何もありませんでした。
悪かった点はただ謝っていただけで本人の個性に向き合っていなかったと思いました。先輩からは時と場合によりますが、落ち着いている時は普通に注意してもいいんだよ。興奮しても翌日は忘れて元気にまた来てくれるんだよと、ボソッと言われました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

先輩からは利用者さんの個性と真摯に向き合うしかないし、少しづつ話しを聞いてあげるうちに自然と私はあなたの理解ですと認識してくれるようになるから、話を聞いてあげると言うことが一番大切なことだよとおしえてもらいました。
どんな「障害、個性」でも利用者さんにとって施設は社会と繋がるとても大切なところでその大切な繋がりをこれは普通じゃない、普通の対応はこうすると、自分で決め付けることが利用者さんにとってはとても負荷になることなので、この施設にくることが楽しみで職員や他の利用者さんとのつながりがあるからこそ、生活していくこと、生きていくことの喜び、大切さを実感できるんだよと、先輩からの指導でした。
話を聞くしっかり聞いて真摯にむきあう、それが一番大切だと思います。

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