障害者施設の事例
施設名: 自立訓練(生活訓練)
自立訓練(生活訓練)アルバイト自閉スペクトラム症(ASD)
対応者
対応者 アルバイト
対応者 女性
お相手
寝たきり度 J1
認知症の状況 Ⅰ
性別 女性
トラブルが起きた背景
自閉症と気分障害(うつ病)を持つ利用者Tさんが、ショッピングモールでの買い物レクリエーションの途中でいなくなり迷子になってしまいました。
小さなテナントがたくさん入ったショッピングモールで居場所の特定が難しい状況でしたが、Tさんが好きそうなお店に目処をつけて1時間ほど探したところ、お菓子売り場でグミやクッキーなどを選んでいました。本人に悪気はなく「可愛いお菓子があったから気になって…迷惑かけてごめんなさい」と泣きながら謝られていました。
Tさんが好きそうなぬいぐるみ屋や雑貨屋、お菓子屋などを中心に探すと共に施設長に連絡を入れました。探しても見つからなければ店の従業員に事情を話し店内放送をすることも考えました。
Tさんは反省されている様子だったので、集団から離れるときは必ず声をかけどこに行くかを伝えるように指導しました。
対応者の中での対応
(良かった点)いなくなってしまったときに動揺しましたが、冷静に上に連絡を入れ機転を利かせて対応出来たこと。
(悪かった点) 油断しすぎていました。
今後同じ事例が起きた時の対処法
Tさんが何か行動を起こそうとするとき、そわそわとした仕草を見せることが多いです。
今回はそれに気づいてはいましたが、他の利用者への対応もあり声がけをしませんでした。外に出たときは落ち着かずいつもと違う行動に出てしまうことがある、だから普段の生活で落ち着いているように見えても油断は絶対にせず、常に目を配るを肝に銘じたいです。