障害者施設の事例

施設名: 共同生活援助(グループホーム)

共同生活援助(グループホーム)世話人軽度知的障害自閉スペクトラム症(ASD)

対応者

対応者

対応者 世話人

対応者 男性

お相手

対応者

寝たきり度 J1

認知症の状況

性別 女性

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トラブルが起きた背景

利用者Mさんは児童養護施設出身の方でご家族とは疎遠な方でした。児童養護施設の職員の方からは簡単に情報を聞いていましたが、特別支援学校の先生からは集団生活は問題ないと思うという意見があったこともあり、これまでも集団生活をされてきていることから問題なく生活をされると思っていました。
しかしいざ入所されてくると自分の思い通りにならないと悪態をつく、職員への暴言がある等があってすぐに他の利用者さんとの関係性も悪くなってしまいました。
児童養護施設の職員さんにも入ってもらって初めて詳細なカンファレンスを行ったところ、施設では他の児童が気を遣っていたことや、生活空間やルールなどをかなり構造化されていたことが分かり、Mさんのための環境づくりの必要性を痛感しました。
しかし他の利用者さんとの深まった溝は、お互いに歩み寄ることが苦手ということもあって結局埋まることはなく、他のグループホームに移ることになってしまいました。

対応者の中での対応

良かった点としては、入所前の情報を聞いたことですが、そのタイミングとしてはとても遅かったことが悪かったところです。
施設で集団生活をしていたからと言って、グループホームにすぐなじめるかどうかは全く別問題であることを痛感しました。

今後同じ事例が起きた時の対処法

近年、児童養護施設から来られる方が増えてきているが、支援学校との引継ぎに比べて施設職員さんとの引継ぎに十分な時間を費やすことができていないことが今の課題であるので、問題が起こるまえに予防措置として入念なカンファレンスを実施し、トラブルが起こる前に利用者間での距離を取ったり、間に職員が入れるようにすることが良い結果を生むと思われる。

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