障害者施設の事例
施設名: 就労移行支援
就労移行支援アルバイト精神障害2級統合失調症
対応者
対応者 アルバイト
対応者 男性
お相手
性別 男性
トラブルが起きた背景
利用者のYさんですが、精神障害2級の判定があり、統合失調症をお持ちの方です。
気持ちに波があり、調子の良い時は笑顔で優しく接していただけるのですが、調子があまり優れない時には、乱暴をしたり、大きな声で怒鳴り散らしたり、職員にやつあたりをしたりといったことがあります。
私はトイレでYさんの排せつの介助をしていたのですが、排せつがうまくいかなかったことにご立腹され、その勢いでトイレの便器を掃除用具で激しく叩き、損壊させてしまったのです。
私は近くの職員に連絡を取り、すぐに来るよう言いました。
その間、私はYさんがそれ以上物を壊さないよう、後ろから羽交い絞めする形で取り押さえ、冷静になるよう声をかけ続けました。
するとYさんは徐々に落ち着きを取り戻し、その後職員が駆け付け、トラブルは解決しました。
利用者さんとのトラブルが発生した時には、やはりチームで対応することが大切だと感じました。
対応者の中での対応
すぐに近くの職員に連絡をしたことは良かった。
ただ、Yさんの気持ちの波が激しいことをしっかりと考慮し、対応のマニュアルをもう少し頭に入れておくべきだった。
今後同じ事例が起きた時の対処法
日ごろからYさんとのコミュニケーションを密にとり、信頼関係を築いておくことが大事だと思います。
その前提で、もしトラブルが起こった場合は、やはりほかの職員との連携が欠かせないと思います。
日ごろから職員間で対応のマニュアルを共有し、事例ごとのシミュレーションをしておくことで、実際にトラブルが起きた時でもスムーズに対応できると思います。